「負けたら次は倍賭けすれば、いつか取り返せる」――。ギャンブルで負けが続いたとき、そんな考えが頭をよぎったことはないだろうか。ところが、この「負けを取り返すための賭け金アップ」こそ、破滅への入り口になりかねない。勝っているときは少額、負けるときは大金を失う人は、なぜ生まれるのか。ギャンブラーの「コマの上げ下げ」と数学的な期待値から、危険な賭け方の正体を探る。※本稿は、社会学者の谷岡一郎『ギャンブルのからくり』(講談社)の一部を抜粋・編集したものです。

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