女性を守るためのハラスメント対策が、かえって女性の活躍機会を奪ってしまう――。そんな皮肉な事態が起こりうる。大学では、教員が異性と面談するときに部屋のドアを開けておくといったルールが広がっている。だが、教員が「自分は潜在的な加害者だ」と考え、リスク回避を徹底したらどうなるのか。ゼミ生の選抜で「迷ったら男」という不平等な判断が復活しかねない。経営学者の舟津昌平氏が、善意のコンプライアンスに潜む落とし穴を解説する。※本稿は、経営学者の舟津昌平『コンプラ過剰社会 法令遵守が私刑の武器に変わるまで』(中央公論新社)の一部を抜粋・編集したものです。
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