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食生活を改善しなければと思ってはいても、味気ない食事を我慢したり、特別な食品を毎日用意したりするのは難しい。しかし、ほんの少し工夫するだけで、おいしさを楽しみながら健康的な食生活を続けることはできるという。毎日の食卓で実践できる、健康を守る食べ方を医師が解説する。※本稿は、産業医・内科医の森勇磨『年金暮らしでもお金をかけずにできる0円予防医学』(高橋書店)の一部を抜粋・編集したものです。
「減塩」のためでも
味気ない食事は続かない
日本人は塩分を摂りすぎているといわれています。日本人の1日あたりの平均塩分摂取量は、男性約10.7g、女性約9.1gで、これは目標値(男性7.5g[未満]、女性6.5g[未満])を大きく上回ります。
塩分の過剰摂取は血圧によくないため、減塩を勧められることも少なくありません。
「減塩しなさいと言われるんですけど、味のない食事なんて続きませんよ」
これは本当によく聞く言葉です。そして、私もその通りだと思います。
味気ない食事を無理に続ける必要はありません。なぜなら、減塩の本質は、ただ塩を減らすことではなく、塩以外の味を上手に使うことだからです。
「うま味」「酸味」「香り」を
減塩の味方につける
まず大きな武器になるのが、だしです。
かつお節、昆布、煮干しなどのだしには、うま味成分が含まれています。こうしたうま味を活かすと、塩分を控えても、物足りなさを感じにくくなります。
うま味を上手に使うことで、減塩してもおいしさを保ちやすいことが報告されています。
次におすすめなのが、酸味です。







