「子どもには、人に優しくすることを教えなければ」「思いやりは、大人になるにつれて身につくもの」「大人のほうが、子どもよりも分別がある」。そう考えている人は多いかもしれません。ところが発達心理学の研究からは、少し違う姿が見えてきます。ウェルビーイング研究の第一人者である前野隆司氏は著書『幸せの人類史 なぜ「幸福」は人類を「不幸」にしたのか』の中で、利他的な人ほど幸せであることを示す研究とあわせて、子どもと大人の利他性についての興味深い研究を紹介しています。本稿では、その一部を抜粋して紹介します。

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