学年別:夏前〜夏の学習ポイント
夏前〜夏の学習ポイントを学年別にお伝えします。
小6生:単元学習を早めに完成させて、夏休みには過去問演習を始めよう
志望校合格の鍵になるのは、やはり過去問演習です。志望校の問題傾向を知り、時間配分を考えながら解く訓練を行うことが大事です。
合格した生徒に共通しているのは、過去問演習を念入りに行っていることです。合格基準の偏差値に届いていなくても、過去問で点数を取れるようになれば、受かる可能性は一段と高まります。第一志望校は過去10年分以上、第二・三志望校は過去5年分以上の問題を解くなど、できるだけ演習を行いたいところです。
その時間を作るためには、単元学習をできるだけ早い段階で終え、夏休みに入るまでに、つまずき箇所・苦手箇所を完全に克服しておくことが望ましいでしょう。
TOMASは完全1対1の個別指導ですので、生徒一人ひとりに合わせたカリキュラムを組むことができます。夏休みからは志望校対策や過去問演習に専念できるように、夏までの間に単元学習の終了、および弱点を完全に補強できるカリキュラムを組むことを推奨しています。
以下は、生徒それぞれの課題克服を目的に、夏までに組んだカリキュラムの例です。
case1〈国語〉筑波大附駒場中合格 Aさん
選択問題については、選択肢の文章を細かく吟味することをせず、漫然と正誤を判断していました。記述問題については、書くべき核となる部分を発見できずにいました。
選択問題については、選択肢の文章を分割したうえで、各部分の正誤を判定するように指導しました。記述問題については、書くべきことの核を提示したうえで、それをどのように本文から発見し、まとめるかを確認していきました。
case2〈算数〉慶應義塾普通部合格 Bさん
主に2つありました。1つ目は問題の型を意識せず、感覚で解いていたことです。2つ目は、図を用いずに解答しようとするため、途中で混乱してしまっていたことです。
課題であると同時に、一般的な解法よりも素早く解けるという強みを持っていたため、ただ解法のパターンを指導するだけではなく、どの程度の問題までは感覚や図を用いずに解けるのかを、問題演習を通じて確認しながら克服していきました。
小5生:小4までの単元を完全にマスターして夏を迎えよう
小5は内容が急に一段と難しくなり、学習時間も増えて本格的な受験勉強が始まる学年です。ここでつまずく生徒も少なくなく、中学受験最初の山場といえるでしょう。この学年の学習単元は入試問題の6~7割を占め、夏休みからは知識や公式を使いこなす実戦問題が増えるので、その前に小4までの単元を完全にマスターしておきましょう。
小3・4生:受験突破のための4科目の基礎力と学習習慣の確立
受験を突破するための4科目の基礎力と学習習慣は、小3・小4までに身につけておきたいところです。小5からは本格的な受験勉強が始まり、内容も一段と難しくなるので、つまずき箇所を発見したらその単元を復習するだけではなく、原因の根本までさかのぼって学び直すことが大切です。また、時事問題への対策もこの時期から始めておきましょう。