他の学習塾との料金比較

　みやび個別指導学院の料金は高いのか安いのか、他の個別指導塾と比較して紹介します。

明光義塾との比較

　明光義塾は、「個別指導による自立学習を通じて創造力豊かで自立心に富んだ21世紀社会の人材を育成する」をモットーとする個別指導塾のパイオニアです。個別指導塾の最大手の１つで、全国に直営店とフランチャイズ店を展開しています。

　小学生から高卒生までを対象とした授業では、「MEIKO式コーチング」という振り返りに重点を置いた指導を行っています。カリキュラムは完全オーダーメイドで、入塾時と2カ月ごとのカウンセリングをもとに、生徒一人ひとりに即したカリキュラムが作成されます。指導形態は、講師1名に対して生徒は3名までとなっています。

　明光義塾の料金は、学年と通塾回数によって料金が決まるシステムです。授業は基本的に月4回で、1回あたりの授業時間は90分（小1から小4は45分授業もある）です。明光義塾はフランチャイズ展開をしているため、直営教室とFC教室では料金が異なることがあります。正確な料金を知りたい場合は、希望の教室に資料請求をしてみてください。

　明光義塾では、授業料以外に次の費用がかかります。

※2023年3月時点、明光義塾あべの美章園教室の料金。表は税込料金。以下同。

　明光義塾の授業料（月額）は以下の通りです。

　みやび個別指導学院と明光義塾の料金（月額）の一例を比較すると、以下のようになります。

※みやび個別指導学院の料金は、小4〜中3はスタンダードプラン、高1〜高3は1対3のフリープラン。

　みやび個別指導学院（90分換算）と明光義塾の料金を比較すると、どの学年でもみやび個別指導学院のほうが高くなっていることがわかります。ただし、みやび個別指導学院では年額で「年会費」がかかるのに対し、明光義塾では月額で「諸経費」がかかるため、実際に年間にかかる費用（90分換算）は下記の通りです。

＜小6の場合の例＞

• みやび個別指導学院：年間の授業料（16,830円×12カ月）＋年会費（11,000円）=212,960円
• 明光義塾：年間の授業料（13,200円×12カ月）＋諸経費（3,190円×12カ月）=196,680円

＜中3の場合の例＞

• みやび個別指導学院：年間の授業料（18,810円×12カ月）＋年会費（22,000円）=247,720円
• 明光義塾：年間の授業料（16,500円×12カ月）＋諸経費（3,190円×12カ月）=236,280円

　上記のように、授業料とは別に年会費・諸経費を比較すると差が小さくなります。

　どちらも、オリジナルテキストを使用している点や自習室を利用できる点は同じです。一方で、全国に展開する明光義塾と東海圏を中心に展開するみやび個別指導学院では、アクセス方法に違いがありますので、通塾のしやすさも考慮して塾を選ぶとよいでしょう。

スクールIEとの比較

　スクールIEは「やる気スイッチグループ」が運営する個別指導塾で、全国に1,100以上の教室を展開しています。スクールIEでは、完全オーダーメイドのカリキュラムで個別指導を受けることができます。

　カリキュラムを編成するにあたっては、まず「個性診断テスト（生徒の性格・個性・学習習慣・生活習慣を分析）」と「学力診断テスト（苦手やつまずきを診断）」を受けます。この診断テストの結果をもとに、学習内容・問題量・難易度が最適化されたオーダーメイドテキスト「夢SEED」が作成されます。これらの診断結果やオーダーメイドテキストをもとに、生徒一人ひとりに最適な学習が提供されます。

　スクールIEでは1対2と1対1の授業形式があり、料金は学年と授業形式によって異なります。また、授業料以外にも次の費用がかかります。

※2023年11月時点、スクールIE帝塚山校の料金。表は税込料金。以下同。

　授業料は次の通りです。

　みやび個別指導学院とスクールIEの料金（月額）を比較すると、以下のようになります。

　みやび個別指導学院（90分換算）とスクールIEの授業料を比較すると、みやび個別指導学院のほうが多少高くなっていることがわかります。ただし、スクールIEでは先述の通り維持管理費、テスト費、夢SEED費用等、授業料の他にもさまざまな費用がかかるため、総額では以下のようにスクールIEのほうが高くなります。

＜小6の場合の例＞

• みやび個別指導学院：年間の授業料（16,830円×12カ月）＋年会費（11,000円）=212,960円
• スクールIE：年間の授業料（16,770円×12カ月）＋管理維持費（15,600円×2回）＋基礎教材費（3,810円×2回）＋テスト費（3,200円×3回）＋夢SEED費用（3,300円×3回）=259,560円

＜中3の場合の例＞

• みやび個別指導学院：年間の授業料（18,810円×12カ月）＋年会費（22,000円）=247,720円
• スクールIE：年間の授業料（17,910円×12カ月）＋管理維持費（15,600円×2回）＋基礎教材費（7,650円×2回）＋テスト費（別途）＋夢SEED費用（3,850円×3回）=272,970円

　みやび個別指導学院のほうが年間にかかる費用を抑えられますが、スクールIEには診断テストに基づいたオーダーメイドテキスト「夢SEED」を利用できるというメリットがあります。どちらも独自の模試を実施している点や、オーダーメイドカリキュラム（みやび個別指導学院は「フリープラン」の場合のみ）であることは共通していますので、テキストの内容や教室へのアクセスなども考慮するとよいでしょう。

ナビ個別指導学院との比較

　ナビ個別指導学院は、北海道と沖縄を除いて全国に700以上の教室を展開する個別指導塾です。「ほめる」ことに重点を置いており、生徒のやる気を上げ、前向きに勉強に取り組めるような指導を行っています。通常授業は1対2（コースによって1対3）で、学校の教科書に準拠したオリジナルテキストを使って予習型の授業をしているのが特徴です。

　成績保証制度があるのも安心のポイントです。入塾後3回以内のテストでプラス20点、または80点以上の成績保証があり、万が一達成できなければ、その後1学期間は授業料が無料になります（※適用条件等については、教室にて要確認）。

　ナビ個別指導学院では、学年と週あたりの受講回数によって授業料が決まります。また、授業料の他に次の費用がかかります。

※2023年2月時点、ナビ個別指導学院（都内）の料金。表は税込料金、以下同。

　授業料（月額）は次の通りです。

※参照: ナビ個別指導学院公式ホームページ　2024年3月時点
※料金・1コマの時間は教室・コース・学年によって異なることがある。

　みやび個別指導学院とナビ個別指導学院の料金（月額）を比較すると、以下のようになります。

　みやび個別指導学院とナビ個別指導学院の授業料を比較すると、全体的にみやび個別指導学院のほうが高くなっていることがわかります。諸経費を含めた年間の費用を算出すると、次のようになります。

＜小6の場合の例＞

• みやび個別指導学院：年間の授業料（15,840円×12カ月）＋年会費（11,000円）=201,080円
• ナビ個別指導学院：年間の授業料（12,600円×12カ月）＋諸経費（2,980円×12カ月）=186,960円

＜中3の場合の例＞

• みやび個別指導学院：年間の授業料（17,710円×12カ月）＋年会費（22,000円）=234,520円
• ナビ個別指導学院：年間の授業料（16,800円×12カ月）＋諸経費（2,980円×12カ月）=237,360円

　このように、授業料と諸経費を合わせて試算すると、中3の費用だけはみやび個別指導学院のほうが安くなりますが、全体的にはナビ個別指導学院のほうが安くなっています。

　ナビ個別指導学院が予習型のカリキュラムで授業を進める点は、みやび個別指導学院の「スタンダードプラン」と同様です。一方で、みやび個別指導学院では5教科に対応しているのに対し、ナビ個別指導学院では小学生（算・国・英）、中学生（数・英・国）、高校生（数・英）となっている点が異なります。オーダーメイドカリキュラムで指導を受けたい生徒や、理・社の対策をしたい生徒はみやび個別指導学院を検討しましょう。