総予測2023#日本株Photo:winhorse/gettyimages

2022年の日本株は底堅さを発揮しつつも、年初の高値を奪還できていない。米金利上昇、円安、ウクライナ紛争……様々な強弱材料が混在する中、23年も海外動向に翻弄されるのか。特集『総予測2023』の本稿では、日本を代表する専門家9人に23年の日本株の見通しを聞いた。(ダイヤモンド編集部 篭島裕亮)

「週刊ダイヤモンド」2022年12月24日・31日合併号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。

日経平均の予測にくわえて
投資戦略や注目テーマも掲載

「米国の金利上昇」「ウクライナ紛争」「中国のゼロコロナ政策」――。2022年の日本株は海外発ショックに振り回された1年だった。日経平均株価は3月の底値からは戻したものの、12月8日時点でも2万7574円と、21年末比では4.3%低い水準にある。

 では、23年の日本株はどうなるのか。ダイヤモンド編集部では今回、日本を代表する専門家9人に特大アンケートを実施。

 日経平均株価の23年末の予想値のほか、高値・安値の水準や時期、23年度の企業業績(純利益)の行方を聞いた。さらには株価に影響を与えるプラス要因やマイナス要因、予測の理由、注目テーマや具体的な投資戦略も一挙に掲載する。

 世界景気には不透明感が漂う一方で、米欧と比較すると、日本はインフレ率が低く、株価に割安感も強い。リオープニングも追い風となる。詳しくは次ページを見て欲しいが、23年末の日経平均株価について、9人のうち8人が足元の水準よりも高く予想している。

 株式投資において重要なことの一つに、複数のシナリオを想定しておくことがある。専門家9人の考え方を知ることは、投資スキルのアップにもつながる。様々なシナリオやリスク要因を知っておけば、ろうばい売りも避けられるだろう。

 日本を代表する専門家9人が揃う特大アンケートは貴重なだけに、ぜひ23年の日本株投資の参考にしてほしい。