節約の達人が伝授!ゼロから貯める節約術
【第17回】 2016年2月17日公開(2016年8月4日更新)
バックナンバー 著者・コラム紹介
風呂内亜矢

「マイナス金利」時代に有効な節約方法を伝授!
優遇金利や手数料に着目したネット銀行の選び方と
銀行預金の代わりに検討すべき高利回り商品を紹介!

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 2016年1月29日、日銀の黒田東彦総裁が「マイナス金利」の導入を発表しました。それ以降、金融機関はバタバタと慌ただしく動きだし、株式相場も乱高下の展開に。その他にもさまざまな余波が発生しています。

 そこで今回は、「マイナス金利」とはどんなもので、私たちの生活にどんな影響があるのか、解説していきたいと思います。

そもそも「マイナス金利」とはどんなもの?
一番大きな影響を受けるのは誰?

 「マイナス金利」とは、“市中の銀行(私たちが普段利用する銀行)などが保有している、日銀の当座預金の金利が、マイナスになること”を指します。

 すべての銀行は、日銀に当座預金の口座を保有しています。逆に言うと、日銀は各銀行の預金の一部を、当座預金口座で預かっています。日銀が預かったお金は、他の金融機関への貸付などに活用されています。

 日銀の当座預金は原則として無利子ですが、“超過準備”部分に関しては0.1%の金利が適用されています。ただ、今回「マイナス金利」の導入が決まったことで、金利はマイナス 0.1%まで引き下げられることになりました。今後、追加緩和が実施されれば、さらにマイナス幅が膨らみます。

 日銀の当座預金の金利がマイナスになると、市中の銀行は預金している分の利子を、日銀に支払わなければならなくなります。つまり、手数料を支払って預金しているようなものですから、市中の銀行は日銀に預けているだけで損をするわけです。

 これまでは、たとえ0.1%でも運用できていたことを考えると、銀行にとっては大きな痛手です。が、市中の銀行は日銀との縁を切るわけにはいかないので、頭を抱えているのです。

 市中の銀行は、損をしてしまう預金を眠らせておくよりも、もっと企業などに貸し出したり、積極的に投資したりせざるを得ません。こうして首尾よく市場に流通するお金が増えれば、景気上昇の後押しになるはず……というのが、日銀のもくろみです。

私たちの預金も「マイナス金利」によって減る?
すでに普通預金金利を0.001%まで引き下げた銀行も!

 「マイナス金利」になると、市中の銀行にとってはコストが増大しますが、その市中の銀行に預けた私たちの預金までもが、すぐに「マイナス金利」になるわけではありません。そんなことになれば、日本中が大パニックになります。

 そのため、当面そのような事態が訪れることは考えにくいでしょう。日銀の黒田総裁も、「民間銀行の個人向けの預金に、マイナスの金利がつく可能性はない」との認識を示しています。

 ただ、すでに一部の銀行では、普通預金や定期預金金利を引き下げるところが出始めています。その一方で、住宅ローン金利も引き下げの動きが見え始めました。住宅ローンがより一層借りやすくなるため、これからローンを組む人には朗報でしょう。

 参考までに「マイナス金利」導入の発表後に動きを見せた、一部の銀行の金利を紹介します。

■マイナス金利発表後に預金金利を下げた主な銀行(2/16時点)
商品名 従来の金利 マイナス金利発表後の金利
 三井住友銀行 ※銀行名をクリックで公式サイトへ
普通預金 0.02% 0.001%
スーパー定期
(300万円未満)
3年 0.030% 0.025%
5年 0.030% 0.025%
10年 0.100% 0.025%
スーパー定期300
(300万円以上)
3年 0.030% 0.025%
5年 0.040% 0.025%
10年 0.120% 0.045%
 ゆうちょ銀行 ※銀行名をクリックで公式サイトへ
通常貯金 0.03% 0.02%
定期貯金 1年 0.035% 0.025%
3年 0.05% 0.025%
5年 0.06% 0.025%
 三菱東京UFJ銀行 ※銀行名をクリックで公式サイトへ
スーパー定期
(300万円未満)
3年 0.030% 0.025%
5年 0.030% 0.025%
10年 0.085% 0.025%
スーパー定期
(300万円以上)
3年 0.030% 0.025%
5年 0.040% 0.025%
10年 0.105% 0.025%
 みずほ銀行 ※銀行名をクリックで公式サイトへ
スーパー定期
(300万円未満)
3年 0.03% 0.025%
5年 0.03% 0.025%
10年 0.10% 0.025%
スーパー定期300
(300万円以上)
3年 0.03% 0.025%
5年 0.04% 0.025%
10年 0.12% 0.025%
商品名 従来の金利 マイナス金利発表後の金利
 りそな銀行 ※銀行名をクリックで公式サイトへ
スーパー定期
(300万円未満)
3年 0.030% 0.025%
5年 0.030% 0.025%
スーパー定期300
(300万円以上)
3年 0.030% 0.025%
5年 0.040% 0.025%
 ソニー銀行 ※銀行名をクリックで詳細ページへ
円普通預金 0.02% 0.001%
円定期預金 1年 0.25% 0.20%
3年 0.07% 0.01%
5年 0.08% 0.01%
 住信SBIネット銀行 ※銀行名をクリックで詳細ページへ
SBIハイブリッド預金 0.05% 0.03%
円定期預金 3年 0.09% 0.02%
5年 0.09% 0.03%
 新生銀行 ※銀行名をクリックで公式サイトへ
パワーダイレクト
円定期預金100
3年 0.30% 0.06%
5年 0.35% 0.10%
 セブン銀行 ※銀行名をクリックで詳細ページへ
円普通預金 0.05% 0.02%
円定期預金 1年 0.20% 0.03%
3年 0.14% 0.04%
5年 0.15% 0.04%
商品名 従来の金利 マイナス金利発表後の金利
 じぶん銀行 ※銀行名をクリックで公式サイトへ
定期預金 3年 0.10% 0.03%
5年 0.10% 0.03%
ステップアップ定期預金・10年
(円仕組預金)
0.20~0.40% 募集停止
 ジャパンネット銀行 ※銀行名をクリックで公式サイトへ
定期預金 1年 0.092% 0.04%
3年 0.092% 0.04%
5年 0.092% 0.04%
 楽天銀行 ※銀行名をクリックで公式サイトへ
定期預金 1週間 0.05% 0.02%
2週間 0.05% 0.02%
1年 0.13% 0.04%
3年 0.18% 0.05%
5年 0.19% 0.06%
 東京スター銀行 ※銀行名をクリックで公式サイトへ
スターワン1週間円預金 0.21% 0.02%
スターワン
円定期預金プラス
6カ月 ※1 0.20% 0.03%
1年 ※2 0.20% 0.03%
3年 ※2 0.20% 0.03%
右肩上がり円定期 0.25~0.60% 募集停止
※1 インターネットからの申し込み限定。※2 店頭・テレホンバンクからの申し込み限定
(※関連記事はこちら⇒マイナス金利で預金の利息が減っても、もう安心!損失を補うネット銀行の選び方とポイントの貯め方、さらに金利が引き下げられた銀行をまとめてみた!

 2016年2月16日現在、主な銀行の普通預金金利は0.02%程度です。「ゆうちょ銀行」はこれまで0.03%でしたが、0.02%まで引き下げられることが発表されました(定額貯金も一斉に引き下げ)。

 定期預金をしても、これらの銀行では普通預金と変わらない金利しかつかないですし、ここからさらに税金も引かれるので、私たちの手元に入るお金は本当にごくわずかだということになります。

 さらに、普通預金金利を他行の20分の1まで引き下げている銀行もあります。今後も預金金利を大幅に引き下げる銀行は、さらに増加するでしょう。あるいは、預金金利が引き下げられなくても、ATM利用料や各種手数料などを増額することで、預金者にコストの負担が転嫁される可能性も考えられます。

 一方、住宅ローン金利に関しては、例えば「新生銀行」では、住宅ローン金利が0.05~0.1%程度引き下げられており、さらに借りやすい状況になりました。2月現在適用される「新生銀行」の住宅ローン金利は以下のとおりです。

【マイナス金利発表後の「新生銀行」住宅ローン金利】
◆変動金利:0.63%
◆5年固定:0.95%
◆10年固定:1.15%
◆20年固定:1.40%
◆35年固定:2.00%
※2016年2月16日現在

 新生銀行
コンビニATM出金手数料(税抜) 振込手数料(税抜)
セブン-
イレブン
ローソン ファミリー
マート
(E-net)
ミニストップ
(イオン銀行)
24時間365日、何回でも無料  同行あて:無料
 他行あて:
月1~10回無料
 以降97~285円
(※)
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 他行も相次いで、住宅ローン金利を引き下げてくるでしょう。そのため、これから借り換えをするには絶好のチャンスです。すでに「マイナス金利」を実行しているデンマークでは、住宅ローンを借りると、利息がもらえる商品まで登場したと言います。日本でも、より有利な条件の住宅ローンが出てくるでしょう。
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【新生銀行】
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【住信SBIネット銀行】
「住宅ローン」で得するネット銀行を紹介(第2弾)住信SBIネット銀行はローン金利の低さに加え、「団信保険+8大疾病保障」が無料!


 住宅ローンをこれから組む人、すでに組んでいる人は、預金で利息をもらうのが難しい以上、利息を削ることを考えて行動するのが得策と言えます。

 次ページでは、預金以外の金融商品への影響について紹介します。

★マイナス金利時代に損をしないネット銀行はココだ!★

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コンビニATM出金手数料(税抜) 振込手数料
(税抜)
セブン-
イレブン
ローソン ファミリーマート
(E-net)
ミニストップ
(イオン銀行)
平日8時45分~18時は100円、
それ以外は200円

24時間365日
何回でも無料
 同行あて:無料
 他行あて:200円

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 ソニー銀行
コンビニATM出金手数料(税抜) 振込手数料
(税抜)
セブン-
イレブン
ローソン ファミリーマート
(E-net)
ミニストップ
(イオン銀行)
24時間365日
何回でも無料
月4回まで無料
5回目以降は100円

24時間365日
何回でも無料
 同行あて:無料
 他行あて:月1回無料
 2回目以降200円

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【関連記事】「ソニー銀行」の顧客満足度調査の評価はなぜ高い?手数料や金利で突出したメリットが見当たらなくてもなぜかユーザーから支持されている理由はどこだ!?
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