ダイヤモンド社の雑誌

初心を忘れたトヨタに米消費者は不信を募らせている

米国で消費者の信頼を勝ち得たトヨタが今では「姑息で」「傲慢な」企業になってしまった。信頼を得るには長い歳月がかかるが、信頼を失うのは一瞬である。いまトヨタは崖っぷちに立たされている。

(第28回/2010年02月23日)

一生安泰に暮らしたい日本人の心が招いた閉塞感

なぜ日本人だけが閉塞感を感じるのか。それは、日本社会が簡単には変化できない構造になっているからではないかと思う。そこには制度の側面と日本人のマインドセット(心の持ち様)の側面がある。

(第27回/2010年01月20日)

米国ベンチャーに大敗した日本の名門企業、生き残りへの道

多分来年には日本のGDPは中国に完全に抜かれているだろう。だが筆者が注目したのは、米国との格差である。90年代に日本がモタモタしている間に、あっという間に格差が開いてしまった。

(第26回/2009年12月22日)

国際競争力を落とした日本のエレクトロニクス産業の明日

数年前までは、アメリカの電気製品量販店に行くと日本メーカーのカラーテレビが競うように陳列されていた。サムスン、LGといった韓国メーカーはマイナーだった。日本勢の存在感はあっという間に薄れた。

(第25回/2009年11月09日)

人の命より資本主義を優先するのか? 米国健康保険改革の座礁

アメリカでは保険に加入していない人が4600万人もいる。6人に1人が保険に加入していない。企業に就職している間は、企業の健康保険に加入できるが、企業からレイオフされると状況は一変する。

(第24回/2009年10月14日)

鳩山由紀夫氏のNYタイムズ掲載論文に戸惑うアメリカ

この記事はかなり物議を醸し出す内容を含んでいる。「アメリカは日本を守ってくれ、だが日本は“脱米入亜”する」。かなり虫のいい議論である。この記事を読んでカチンと来るアメリカ人は多いのではないだろうか。

(第23回/2009年09月04日)

クレジットカードに39%の金利をつける米銀の悪徳商法

大手銀行のクレジットカード会社が金利ゼロで金を貸してくれるDMが頻繁に届いた。新規勧誘の特別キャンペーンだと言う。借りてみた。本当にゼロ金利だった。でも半年すると金利は39%に跳ね上がった。

(第22回/2009年08月31日)

黒人であるがゆえに微妙な立場に立たされたオバマ大統領

NAACPの記念演説では、黒人に「厳しく」自覚を促したオバマ大統領ではあったが、ほぼ同時期に起きたゲイツ事件では逆に、黒人に「甘い」とのレッテルを貼られてしまった。

(第21回/2009年08月10日)

トヨタがテスラを脅威に感じる日はそう遠い将来ではない

電気自動車の開発が米国各地で進んでいる。ここシリコンバレーではテスラ・モーターズが既に量産体制に入っている。GMとクライスラーの倒産を尻目に、いまアメリカはグリーンカー・ブームで沸き立っている。

(第20回/2009年07月07日)

オバマ政権と二人三脚で技術革新を進めるシリコンバレー

2009年のテクノロジートレンドを占うパネルディスカッションが5月下旬に開催された。当地の有力ベンチャーキャピタリスト5人が壇上でそれぞれ今年のトレンドについて予測した。

(第19回/2009年06月04日)

アメリカ人を元気づけたオバマ・マジックの100日間

オバマ大統領が誕生して、この4月29日で100日が経過した。様々なメディアでオバマ政権の最初の採点が行なわれている。結果は上々である。国民の8割が「オバマが好きである」と言っている。

(第18回/2009年05月11日)

見えてきたGMとクライスラーの最期

オバマ大統領はGMとクライスラーの救済策を発表した。政府の回答は「救済策」というよりは「倒産の予告」である。国民の8割が支援に反対し、AIGのお手盛りボーナスを見逃した政権にとって安易な支援はできない。

(第17回/2009年04月13日)

赤字でも億単位のボーナスを支払い続けた米銀の腐った資本主義

シティグループとバンク・オブ・アメリカが厳しい状況に直面している。両行が窮地に追い込まれているのは、一部の社員に高給を払って業績拡大指向で経営し、リスク管理が疎かになっていたからではないだろうか。

(第16回/2009年03月09日)

オバマ大統領の生い立ちが米国外交を大きく変える

オバマでアメリカの外交が大きく変わることは間違いない。それはイデオロギーの変化というよりは、オバマの生い立ちから滲み出た世界観と倫理観から発する変化と呼ぶのが正しいように思う。

(第15回/2009年02月12日)

アメリカの金融危機が日本のように「失われた15年」になることはない

日本は90年代に不動産バブルが破裂して、「失われた15年」に突入した。アメリカの不況は長期間続くと見る意見が多いように思う。ではアメリカも日本と同じように「失われた15年」に突入するのだろうか。

(第14回/2009年01月08日)

GMが潰れても、米自動車産業には次世代を担うベンチャーがある

GMは9月24日に創立100周年を祝った。アメリカで始まった産業革命の象徴に自動車産業がある。その歴史を体現してきたGMが倒産することになれば、アメリカ自動車業界の歴史は第二幕に進むことになる。

(第13回/2008年12月02日)

バラック・オバマを大統領に選んだアメリカ民主主義の真骨頂

アメリカの第44代大統領がバラック・オバマ氏に決まった。どんなに頑張ろうとも二流市民としか見なされなかったアメリカの黒人。大統領に黒人が就任することは、彼らにとって予想もしなかった出来事であるに違いない。

(第12回/2008年11月07日)

ポールソンがゴリ押しした規制緩和が、 米投資銀行の自己崩壊を招いた

筆者が三菱銀行のトレーニーとしてモルガン・スタンレーに派遣されたのは、1979年だった。あれから29年。三菱UFJファイナンシャル・グループがモルガンの救済に乗り出した。いまや時代は大きく変わった。

(第11回/2008年10月22日)

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著者プロフィール

安藤茂彌
(トランス・パシフィック・ベンチャーズ社CEO、鹿児島大学客員教授)

1945年東京生まれ。東京大学法学部卒業後、三菱銀行入行。マサチューセッツ工科大学経営学大学院修士号取得。96年、横浜支店長を最後に同行を退職し渡米。シリコンバレーにてトランス・パシフィック・ベンチャーズ社を設立。米国ベンチャービジネスの最新情報を日本企業に提供するサービス「VentureAccess」を行っている。 VentureAccessホームページ

この連載について

シリコンバレーで日本企業向けに米国ハイテクベンチャー情報を提供するビジネスを行なう日々の中で、「日本の変革」「アメリカ文化」など幅広いテーマについて考察する。

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