2018.1.9
原油も銅も上値は高くない 適温相場が続く国際商品市況
経済の体温を測るとされる国際商品市況は、適温を続けている。ドル建て国際商品相場全般の動向を示すロイター・コアコモディティーCRB指数は、2016年1月に14年ぶりの低水準を付けた後、上昇したが、17年に入って頭打ちとなった。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング調査部主任研究員
2018.1.9
経済の体温を測るとされる国際商品市況は、適温を続けている。ドル建て国際商品相場全般の動向を示すロイター・コアコモディティーCRB指数は、2016年1月に14年ぶりの低水準を付けた後、上昇したが、17年に入って頭打ちとなった。
2017.11.27
国際商品相場の中心である原油が高値圏でもみ合っている。足元では、11月14日にIEA(国際エネルギー機関)が発表した月報で世界の石油需要見通しが下方修正されたことや、15日にEIA(米エネルギー情報局)が発表した週次石油統計で原油やガソ…
2017.10.30
銅相場は、10月17日には7171ドルと2014年7月以来の高値を付けた。9月5日に6970ドルの高値を付けた後、同月22日には6366ドルまで下落し、上値が重いかとみられていたが、10月に入って高値を更新する動きとなった。
2017.10.2
原油相場が緩やかながら上昇を続けている。国際指標である欧州北海産のブレント原油は、1バレル当たり60ドルに迫り、約2年ぶりの高値となっている。米国産のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は同52ドルを上回り、4月以来の高値…
2017.9.4
エネルギーや金属など多くの国際商品相場がじわりと上昇している。原油は、米国産のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)がなかなか1バレル当たり50ドルを超えられないなど上値が重い印象があるが、6月下旬の安値に比べると1割ほど…
2017.7.31
銅相場が節目である6000ドルを回復する動きとなっている。銅相場は、昨年1月には1トン当たり4318ドルの安値に沈んでいた。同年終盤から最大の銅消費国である中国の景気持ち直し観測や、トランプ米政権のインフラ投資計画への期待を背景に急騰した。
2017.7.3
原油相場の下値不安が強まっている。米国産原油の指標であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は、OPEC(石油輸出国機構)総会が開催された5月25日に1バレル=52.00ドルの高値を付けた後、2割近く下落し、40ドルの節目に迫る動き…
2017.6.5
OPEC(石油輸出国機構)加盟の14カ国と非OPEC産油国10カ国は、5月25日に開催された合同閣僚会合において、日量約180万バレルの現行の協調減産を、7月以降2018年3月まで9カ月延長することを決めた。
2017.5.8
国際商品相場は、昨年終盤に上昇ペースが速まる局面があったものの、2017年に入ってからは総じて横ばい圏で推移している。
2017.4.3
原油相場は、2017年初から狭いレンジでの取引が続いていたが、3月に入って下値が切り下がっている。米国産標準油種のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は、1バレル=51~55ドル前後で推移していたが、3月22日には47.01ドルまで下…
2017.3.6
2017年入り後の原油相場は、狭いレンジでの取引が続いている。年初来の高値は欧州北海産のブレント原油で1月3日に付けた1バレル当たり58.37ドルであり、安値は同指標が1月10日に付けた53.58ドルである。
2017.2.6
世界景気の先行指標として注目されることも多い銅相場は、高値警戒感があるものの、底堅く推移している。銅相場は、2011年に1トン当たり1万0190ドルの高値を付けた後、下落基調で推移し、16年1月には4318ドルの安値を付けた。その後、低迷が続いた…
2017.1.10
2017年の原油相場はどのような展開となるだろうか。OPEC(石油輸出国機構)は、昨年11月末の総会で日量約120万バレルの減産で合意し、12月10日にはロシアなど非OPEC産油国も同55.8万バレルの減産で合意した。
2016.12.5
原油と金以外の国際商品市況が上昇傾向にある。原油は、11月30日のOPEC(石油輸出国機構)総会という重要イベントを控えていたことや、供給過剰状態が解消するめどが立たないことなどを背景に、上値が重い展開が続いている。
2016.11.7
原油相場は上値が重くなっている。国際指標であるブレント原油は、9月のOPEC(石油輸出国機構)臨時総会での加盟14カ国全体の産油量を日量3250万~3300万バレルに制限する決定を受けて、上昇傾向で推移した。
2016.10.10
9月28日にアルジェリアでOPEC(石油輸出国機構)による臨時総会が開催され、2008年以来、約8年ぶりとなる減産で合意した。加盟国全体の原油生産量を、日量3250万~3300万バレルに制限する決定がなされた。8月の生産量の実績は日量3324万バレルであ…
2016.9.12
原油相場は、神経質な展開となっている。国際指標となる欧州北海産のブレント原油は、8月2日に1バレル当たり41.51ドルまで下落した。それ以降は反発に転じ、19日には51.22ドルまで持ち直したものの、足元ではやや下落している。
2016.8.8
原油相場は、6月上旬にかけて上昇した後、一進一退の動きを経て、足元では下落基調で推移している。国際指標となる欧州北海産のブレント原油は、ナイジェリアでの武装勢力による石油施設への攻撃などを受けて、6月9日には1バレル当たり52.88ドルに…
2016.7.11
国際商品市況全般の動向を表すロイター・コアコモディティーCRB指数は、6月上旬に高値を付けた後、反落したが、下値は堅い動きを示している。6月24日に英国民投票でEU離脱派が勝利するというショックがあり、27日にかけて下落したが、その後は…
2016.6.13
原油相場は上昇基調を維持している。米国産原油の指標であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は、5月下旬に1バレル当たり50ドル台に達した。2月11日に付けた26.05ドルの底値に比べると、9割以上もの上昇になる。
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