世界に名をはせる日本の工業製品のクオリティを原料・材料調達の側面から支える化学系商社。新たな基軸で変革を進めるKISCOの成長戦略を、岸本剛一 代表取締役社長が語る。
KISCO 岸本剛一 代表取締役社長
1980年生まれ。成蹊大学理工学部卒業後、2008年、KISCO入社。09年6月に取締役執行役員、10年6月に取締役執行役員副社長に就任。同年11月より現職。
【右の写真】大阪本社にあるオブジェ「三つの輪」は企業理念「共創」の象徴
1980年生まれ。成蹊大学理工学部卒業後、2008年、KISCO入社。09年6月に取締役執行役員、10年6月に取締役執行役員副社長に就任。同年11月より現職。
【右の写真】大阪本社にあるオブジェ「三つの輪」は企業理念「共創」の象徴
ゴム薬品を扱う商社として1921年に創業して以来、各時代の先端材料を提供する専門商社として、お客さまの新製品開発や量産化などを側面からお手伝いしてまいりました。
現在は、合成樹脂、化学品、エレクトロニクス、包装材料、パリレンコーティング(特殊コーティング技術)の五つを事業の柱とし、いずれにおいても先端材料のみならず、研究・開発や生産に寄与する知見、調達・販売支援など、お客さまの事業の発展に資する付加価値の提供に取り組んでいます。
今年で創業95年を迎えましたが、当初から「共創」という理念を掲げ、常にお客さまと共に歩み、お客さまの事業の成長を支援してきたのが当社の歴史であり強みといえるでしょう。
長年培ってきた信頼を基礎に、五つの事業部門は着実に業績を伸ばしており、その実績を基に、近年はベンチャー企業への投資や産学連携での研究・開発にも注力しています。これによって、革新的な新材料の知見や技術を従来からのお客さまと共有し、新たな市場を切り開く上での可能性を広げていきたいと考えています。
2021年の創業100周年に向けて、KISCOはこれからも、お客さまの良きパートナーであり続けられるようにいっそう精進してまいります。