独自の“取引与信”で
リスク管理する

 なぜそのような決済方法が可能になるのか。その理由は、同社独自の与信管理システムにある。同社は2002年に、「NP後払い」という決済サービスをスタート。従来ならば代引きかクレジット払いのところ、商品が届いた後に請求書を発送、代金が未回収になった場合は同社が立て替えるという革新的なサービスである。当初は、未払い率が想定した数値を3、4倍も上回って推移したが、次第にデータが蓄積され、リスクコントロールの方法が確立されていくに従い、収益が上がるようになった。

 「このビジネスモデルが優れているのは、リピート顧客が増えていく点です。未回収の顧客は、次回からは審査で落としていくので、長期スパンで見ると必然的に良質な顧客だけが残っていく。データ量が増えれば増えるほど、商材によるリスクの傾向や、“成り済まし”による架空請求などの見分け方が蓄積されていくのです」

 この“取引与信”でリスク管理された「NP後払い」は、累計利用者数が7000万人を突破し、実績ナンバーワンの後払い決済サービスに成長した。決済オートメーションサービス「FREX B2B」は、企業間決済に特化した、その進化系である。

 現在、「FREX B2B」の導入企業は、約900社、累計利用企業数は60万社を突破している。対面営業における活用だけでなく、BtoB通販や広告やASPサービスと言った継続課金型のビジネスなど、さまざまなBtoBビジネスにおいて導入が進んでいる。

 飲食店や工務店といった小規模事業者に商品を提供する卸売業者や、バックオフィスに予算をかけられないベンチャー企業との親和性も高いという。

 またBtoCビジネスにおいても「NP後払いair」を提供しており、ハウスクリーニングや家財修理といった業種に多く導入されている。

  “少人数体制で事業拡大ができた”“手間がかからないので営業に注力できる”など顧客からの評価も高く、決済オートメーションサービスがビジネスの成長の切り札として、定着しつつある。

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