全国5000店以上の
代理店ネットワークを構築

──設立以来、直販ではなく代理店販売を行っています。その理由は?

バパット 現在当社は、北海道から沖縄まで36の営業拠点を持ち、5000店以上の代理店ネットワークを構築しています。その内訳は、税理士や公認会計士、社会保険労務士、プロ保険代理店や銀行・証券会社など。いずれも日頃から多くの中小企業に接し、経営課題に対して多面的な観点から提案ができるプロフェッショナルです。

 当社が、その代理店ネットワークを通して保険商品を販売するのは、エンドユーザーである中小企業の経営者の方々に、きめ細かなサービスを提供したいと考えているからです。全国の営業拠点を中心に代理店ネットワークを張り巡らせることで、当社はリーチを広げ、地域に密着した営業展開や、お客さまの声に耳を傾けることが可能になるのです。

 これらの代理店は、エヌエヌ生命が提供する、中小企業の経営課題やリスクに関する専門的なトレーニングを受けており、お客さまに最適なソリューションを提案する体制を整えています。当社の営業拠点の役割は、そうした代理店への的確なサポートを行うことです。

 16年7月には、このネットワークを拡大するため、北九州市と山口県全域をカバーする「北九州営業部」を開設。また同月、サービス体制を強化するため、コールセンターや支払いなどのオペレーション機能を備えた「福岡サービスセンター」も新設しました。さらに同年10月5日には、住友生命保険相互会社と業務提携を行うことで基本合意するなど、さらに全国隅々まで多様なお客さまのニーズに応える準備をしています。

大切にしているのは
Ability to change「変わりつづける力」

──NNグループの中で日本のマーケットはどう位置付けされていますか?

バパット 日本の生命保険市場は世界でも第2位の規模を持つことから、もとより重要な市場としての認識があります。そのため、エヌエヌ生命はNNグループの中でも、要的なポジションにあり、業績的にも重要な役割を果たしています。中小企業に特化し、優位性を持って成長を続けている点についても、NNグループ内の評価は非常に高く、エヌエヌ生命に対しては積極的な投資が行われています。

──ここ数年、個人保険の保有契約高は右肩上がりで上昇。これをどう評価するか、今後の展開を含めて教えてください。

バパット お客さまからご評価いただいているとするならば、中小企業に特化し、強いコミットメントと責任をもって取り組んでいること、また、現場で地に足の着いたお客さまへのサポートができる体制の構築、多様なニーズに対し、商品やソリューションが本当にニーズに応えているのか、などに向き合っているからではないでしょうか。

 そして、私たちが大切にしているのは、Ability to change「変わりつづける力」です。中小企業を取り巻く事業環境は刻々と変化しており、変化するスピードも加速度を増しています。それに一歩先んじて、商品もサービスも変化していかなければなりません。規模的に見れば、私たち自身も中小企業なのです。現場主義かつ「変わりつづける力」を常に維持し、中小企業の課題を解決し、永続的に成長していくための最適なソリューションを、これからも提供し続けていきたいと考えています。

オランダにルーツを持ち、170年の歴史を誇るNNグループは、欧州や日本を主な拠点として、18カ国以上にわたり、保険および資産運用事業を展開する

 

問い合わせ先:
エヌエヌ生命保険株式会社
ホームページURL:https://www.nnlife.co.jp/