VMwareのサーバ分野における市場開拓、売り上げ増加などに貢献したとして「Business Leadership Award - Server Business Leadership」に輝いた日本ヒューレット・パッカード。同社が展開する新戦略「HP Converged Infrastructure」においても、VMwareによる仮想化は重要な技術基盤と位置づけられている。
インダストリスタンダードサーバー事業本部
事業本部長
林 良介氏
当社とVMwareは、仮想化技術やブレードサーバがまだ黎明期にあった2004年にワールドワイドでパートナーシップを組み、以来、協力してビジネスを推進してきた経緯があります。たとえば、2005年に共同でスタートさせ、今も定期開催を続けている「Bladeと仮想化はじめてセミナー」は、2011年に6年目に突入。これまでに延べ1000人以上の受講者を得てきました。今回の受賞も、そうした長期にわたる両社の安定したリレーションシップがあればこそだととらえています。
当社では現在、2009年12月に発表した次世代ITインフラの実現に向けた新戦略「HP Converged Infrastructure」に基づき、サーバ、ストレージ、ネットワーク、電源冷却およびマネジメントソフトウエアを含むトータルなIT環境をフルポートフォリオでお客様に提供しています。そのなかでも仮想化は必須の技術基盤であると位置づけています。
特にLinuxやWindowsといったマルチOS環境に適したVMwareは、今後、急速な普及が見込まれるクラウドの世界でも大きな強みを持つものと思います。そうした意味からも、VMwareには引き続き、仮想化ソフトウエア専門ベンダーとして、持ち前の先進の技術力をベースに、幅広いユーザーのシステム環境にマッチした製品を提供していくことを期待しています。
当社は今後、長きにわたってサーバ分野で積み重ねてきた実績を踏まえながら、デスクトップ仮想化の分野にも注力し、そこでもベストベンダーを目指していきたいと考えています。そうした方向性においても、VMwareは当社にとって重要なパートナーであり、共にこれまで育んできたパートナーシップを維持継承しながら、さらに強固なものへと進化させていければと思います。