米「J.D. Powerクレジットカード満足調査」では2007年から4年連続で1位を獲得、上質なサービスで高い評価を得ているアメリカン・エキスプレス。世界中の顧客から長く愛され続ける理由を中島好美マーケティング統括副社長に聞いた。


アメリカン・エキスプレス・
インターナショナル,Inc.
個人事業部門
マーケティング統括
副社長
中島好美

 160年の歴史を持ち、ゴールド・カードやプラチナ・カードを日本で初めて発行した会社アメリカン・エキスプレス。数あるクレジットカードのなかでトップブランドの一つだ。

 そのアメリカン・エキスプレスのフラッグシップ的存在なのがアメリカン・エキスプレス・カード。緑のカラーリングに入会年月日の刻印、中央にはシンボルであるセンチュリオン。ひと目でそれとわかる特徴的なカードフェイスは全世界共通で、どこでも快適なサービスを受けられる。

 アメリカン・エキスプレス副社長の中島好美氏いわく、「本来、クレジットカードは現金と同等かそれ以上の価値を持つべきもの。アメリカン・エキスプレス・カードはドル紙幣と同じ緑のカラーリングで貨幣としての価値を、安全性や力強さ、誠実さといった貨幣以上の価値を古代ローマ軍の百人隊長(センチュリオン)になぞらえて表現しています」

 同社のビジネスは時代とともに多くの変化を遂げている。1850年に運送会社として産声を上げた後、金融業、旅行業へと事業を拡大。創業から100年余を経た1958年にクレジットカード事業をスタート。

「私たちがお届けしているのは“サービス”ですから。お客様のニーズに全力でお応えしようとするなかで、事業の内容も変化、拡大していったのだと思います」(中島氏)