100%元請けで、専属の
職人が責任を持って施工

ビジネスモデルが評価され「ダイヤモンド経営者倶楽部」の優秀企業賞(2014年度)を受賞した

 さらに、全ての工事を同社が元請けとなり、直接受注・直接施工で工事を行う。「大規模修繕を行う業者のほとんどは、新築工事と同じように、元請け、下請け、孫請けといった中間業者が多く関わる方法で工事が行われるため、中間マージンが多くなり、実際に現場で作業をする職人の待遇が悪くなります。そのため外装専科では、外装専科の仕事だけを請け負う“一人親方”が140人ほど所属しており、可能な限り専属の職人集団で工事を行っています」と伊藤社長。

 職人が報酬に対する不平不満を持っていると、心のこもった丁寧な仕事は難しくなり、それが工事の品質に直結する。「そのため外装専科の職人さんの待遇は、業界最高クラスと自負しています」(伊藤社長)。外装専科ではまた、安全施工のため年二回、一人親方を集めて安全大会を実施している(下記写真)。

 外装専科には現在、営業担当がほとんどいない。営業をかけなくても、全国からの問い合わせが絶えないからだ。本社内の壁には、施工した管理組合からの“感謝状”が八十枚ほど並んでいる。

 旧態依然とした業界の慣習に真っ向から挑み、本当に必要な工事だけを適切な価格で請け負う。外装専科の誠実な姿勢が、全国の管理組合の心に響き始めている。

「第16回 外装専科安全大会」集合写真

問い合わせ先
外装専科
ホームページ:http://www.gaisousenka.co.jp/