信託銀行ならではの
今後の人生の安心

 池永部長は「私どもらしい『守り』重視の商品」として「ずっと安心プラン」を挙げる。元本保証で管理手数料無料の「ずっと安心信託」と定期預金を組み合わせた商品だ。「ずっと安心信託」は、年金のように定時定額受け取りができる自分用と、自分に万一のことがあった場合に家族がすぐに一時金を受け取れ、その後も家族が一定の金額を定期的に受け取ることができるようにする信託商品である。

 投資をしてみたいが、あまり時間がないという人には「ラップシリーズプラン」が向くだろう。自分のリスク許容度に応じた運用をプロに任せながら、定期預金では特別金利が得られる。運用に回す資金の割合も選べるので、投資初心者であっても心安く資産形成を重視した運用ができる。

 自分で積極的に運用したいという人には「投信プラン」がある。定期預金とセットになっているので、リスク分散も図れる。

 この特別プランは、退職日または退職金受取日から2年間何度でも利用でき、退職金以外の資金でも、また家族も同様のプランを利用できる。まずは「定期預金プラン」に預けて、今後のライフプランを熟考した上で同信託銀行の専門スタッフと相談しながら、ラップシリーズや投信に切り替えて運用にチャレンジすることもできる。

 同プランは、年間約1万6000人が利用し、そのうち4割ほどは初めて同信託銀行を利用する人だという。プランによっては500万円から利用でき、間口の広い商品である。何より、信託銀行であれば、今後発生するであろう親からの相続や住み替え、子どもへの資産承継など、お金にまつわるさまざまな相談もできる。退職を機会に、信託銀行と付き合うメリットは、かなり大きいはずだ。