2017年、世界の広告費のうちネット広告がテレビを抜いて初の首位に立つという予測が海外で発表された。ネット広告の拡大はとどまるところを知らない。しかしその一方で、Webマーケティングの現場では、これまでの常識に疑問を持つ声が広がっているのをご存じだろうか。
例えば、リターゲティング配信(一度自社のサイトに訪問したことがあるユーザーに再度広告を見せる方法)でユーザーの【刈り取り】を行う際に、ユーザーが広告主のサービスに対し興味が高いのか低いのかを判断しない状態で、アプローチを続けるケースがある。そうなると、クリエイティブ内のメッセージングが不適切になったり、ユーザーの興味の移り変わりを判断できなかったりする可能性がある。大切なのは、ユーザーの興味を【育てる】ことであり、闇雲にアプローチを行えばいいというわけではない。
刈り取るアクションの前に、ユーザーの興味が低い状態から高い状態へ態度変容を後押しし、最終目的である効果獲得につなげるアプローチも必要であり、そこには、クリエイティブも含むプロモーション設計を行うことが今後は必要である。と小林氏は言及している。
マンション開発会社の広告を例にとると、自社のことを知らない層にはマンション購入のきっかけになるような課題を前面に推したもの、関心が高まっている層には課題をクリアにする具体的な物件の提案、さらに物件選択中であれば最後の一押しとなるようなキャンペーンを提案する、と言った具合にそれぞれの層に対して異なる内容の広告を見せる必要があるという。
つまり、キャンペーン設計時に、従来は行っていなかったテクノロジーによるターゲットの仕分けや、クリエイティブの出し分けを加えたうえで、適切なKPIを設定することが求められている。
下記からダウンロードできる資料では、マーケター200人、Web広告ユーザー1000人への調査から、Web広告の従来の常識とは大きく異なる実態を明らかにしている。同時に、これまでのWeb広告の常識の落とし穴と対処法も掲載。Web広告の重要性がますます増しているなか、全てのマーケター、企業経営層にとって、必読の情報だ。