3階は最新式の映像や音響、照明設備を備えた式場で、米国から取り寄せた高級ホテル向けの特注スタックチェア(いす)が並ぶ。壁面には印象派を中心とした絵画がそこかしこに飾られ、癒やしの空間を演出している(会話が少なくなりがちな葬儀で、会葬者の視線をひきつける意味もあるという)。館内に立つと、葬祭式場でありながら・温もり・が感じられ、心配りが行き届いた上質なホテルにいるような感覚にさえなってくる。すべてのホールが、バリアフリーになっていることはもちろん、サービス介助士の資格取得者を葬儀現場に配置するなど、さらなるサービスを追求している。また、遺体をきちんとした形で預かれるように、オゾンを使用していない冷蔵庫を各ホールに3台用意。「ご葬儀が重なっても対応できるよう、万全な体制を取っています」(志賀社長)。

水分の代わりにプリザーブド液を使い生花の組織を保つ新しい花材を使った業界初の祭壇。

 ホールは、100人以上に対応できるもののほか、30~40人収容の小ホールも用意し、少人数で費用を抑えたいという顧客のニーズにも、柔軟に対応している。