ノートPCのプレミアムモデルは
洗練された大人が万年筆を持つ感覚

高級車のような
重厚感が魅力

岡﨑　現在ノートPCを使っていて何かお困りのことはありますか。

為末　一番の悩みは、MacとWindows間のアプリケーションの連携です。連携を謳っているソフトは多いのですが、実際にデータの受け渡しをするとなると、うまくいかないことが多いんですね。PowerPointの資料をKeynoteで表示するとすごくズレてしまうし、NumberとExcelの連携もよくない。最近、プレゼン資料のやり取りが活発になってきたこともあって、若干問題を感じています。

岡﨑　MacのマシンにMicrosoftのOfficeをインストールして使っている方も多いですよね。

為末　実は僕も、Mac版のExcelを使っていて、これからはMac版のPowerPointで資料を作成しようかな、と考えているところです。Macには知的でクリエーティブなイメージがありますが、一般企業では圧倒的にWindowsユーザーが多い。僕らのようなフリーランスの人間は、MacとWindowsの両方が使えないと厳しいところがあるんですね。

岡﨑　フリーランスの方の多くは、おそらくデザイン性を重視してMacを使っていらっしゃるのではないかと思います。それに対して、「Windowsマシンでもカッコイイ製品がある」というのを、たくさんの方にアピールしたいと考えています。

為末　デザイン性という点ではボディカラーも大きいですよね。同じ黒でも、こういう黒はあまり見かけません。

岡﨑　「HP Spectre x360」のブラックは、元々、Bang & Olufsenのブランドイメージを象徴する色なんですね。この黒自体は塗装ですが、縁のゴールドの部分には陽極酸化処理を施し、金属を化学的に変化させることによってこの色を出しています。もの作りという面でも、実はかなり手間暇をかけて作っているんですね。

為末　ビジネスの第一線で活躍している人が、「ボールペンを万年筆に持ち替えようかな」と思うタイミングで持つ商品、というイメージですね。今回、「HP Spectre x360」を使ってみて、持ち運びしやすく、音声や映像がきれいで、タブレットとしても使える点に魅力を感じました。これからのワークスタイルに合った商品でありながら、高級車のような重厚感もある。これまでにない領域のノートPCなのかもしれませんね。