美味しいお酒は、
気持ちをポジティブにしてくれる

 優勝したのは、博多から参加の大津麻紀子氏(BAR SEBEK、福岡県)だった。カクテル名は「Tourbillon トウールビヨン 〜渦〜」。創作意図は、「ヘネシーの芳醇な味わいを春夏秋冬楽しんでいただくように」というもので、出場者20人の中で唯一、シェイクではなくスワリングという手法でカクテルを創作した。その理由を「ヘネシー X.Oの味を生かすため、あえてシェイクせず、優しく年月をほどいてゆく感じで創りあげた」と語る。

大津麻紀子氏のカクテル。材料には、紅茶、バナナリキュール、ローズシロップ、グレープ濃縮果汁を使用。大きなフラスコの中でスワリング(混ぜ合わせ)した

 大津氏が営むBarは、「博多の中州にある7.5坪の小さな店」。個人的に一番好きなお酒がコニャックで、「これからもコニャックの良さや、ヘネシー X.Oのおいしさを、さらに増幅させる提供の仕方を考えていきたい」と、力強く抱負を語った。

上)授賞式でMHD モエ ヘネシー ディアジオの水口博専務取締役から賞状とメゾンヘネシー訪問招待を贈られる大津麻紀子氏
下)最後は髙田延彦氏の“マイクパフォーマンス”で締められた

 審査員の岸久氏(日本バーテンダー協会会長)は、「ヘネシー X.Oは、それだけでも非常に完成されたお酒。それをどのようにふくらませ、手を加えてゆくかは深淵なテーマ。審査では、そのヘネシー X.Oの味をどう生かしているかに着目した。出場者の手法もユニークなものが多く、素晴らしい大会だった」と総評した。

 審査員の1人、元総合格闘家の髙田延彦氏は、「20人のカクテル全部が美味しくて、順番を決めるのは非常に難しかった」と告白。「おいしい食べ物やお酒には、嫌なことがあっても、気持ちをポジティブにしてくれる力がある。あらためて“美味しいお酒っていいな”と実感した」と講評、「ヘネシー X.O」万歳三唱で、会場を盛り上げた。

問い合わせ先
MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社
ホームページアドレス:https://www.mhdkk.com