ポイント制度の案内を
きっかけに顧客と会話

タカゲン
髙橋佐枝子氏

 東京・銀座6丁目の中央通りに面した一等地に店舗を構える銀座タカゲンは、1882(明治15)年に創業した日本で最初のステッキ専門店だ。商品の性格上、顧客の年齢層は高め。そこでタカゲンの髙橋佐枝子氏は当初、スタンプカードを作ることで顧客満足を高めようと考えていた。

 「でもステッキは消耗品ではないのでスタンプがたまるまでには時間がかかります。それではお客さまに喜んでいただけません。そんなとき、『POICHI』の話を頂きました」

 顧客層が重なる近隣の老舗百貨店が共通ポイントを導入したこと、決済方法を問わずポイントが付くことも決断を後押ししたという。

 新たな端末の設置が不要で、ポイント処理が簡単な点はスタッフが喜んだ。「レジ周りに新たな端末を置くと手狭になるし操作も複雑になります。でも『POICHI』なら処理作業がクレジットカードとほとんど変わりません。スタッフは抵抗なく受け入れてくれました」。

ポイントカードをJCBのクレジットカード端末に通すことでポイント処理ができる

 年齢の高い顧客はポイントをためることに消極的というイメージがあるが、実は違った。「何万ポイントもためている方も珍しくないのです」と髙橋氏。

 2月半ばの「POICHI」の導入以降、顧客との関係がより密になったことも収穫だった。「ポイントの案内をきっかけにお客さまとの会話が広がり、いろいろなご要望を伺うことができました」と言う髙橋氏。

 銀座タカゲンは顧客の思いを聞く機会を「POICHI」でつくり出している。

左)創業135年を迎えるステッキの老舗・銀座タカゲンは銀座の目抜き通りにある
右)店内は一面にステッキ。共通ポイントの案内をきっかけに顧客とスタッフの会話が弾む

問い合わせ先
株式会社ジェーシービー
URL:http://www.jcb.co.jp/merchant/services/list/poichi/index.html