カスタマイズ性と
セキュリティの高さ

プロダクト営業部 主任
石井彩乃氏

 ある大手金融グループは、主要グループ企業5社の4万人超を対象にTEんWAを導入した。グループ企業間のコミュニケーションを活発にし、相互の信頼関係をより高めることが狙いだ。

 同グループは以前から紙の「ありがとうカード」を利用していたが、感謝したい人が相手に渡すまでにはタイムラグが発生する。そこで、同グループはTEんWAを採用して、送りたいときに即座に送ることができ、しかもカードを送ったことが周囲にも分かるような環境を構築した。コミュニケーションの活発化により、従業員満足向上や職場の活性化など多面的な効果も期待されている。社内の信頼関係を高めることでモチベーションアップにもつながり、顧客満足を上げようとする動きにもつながると考えているそうだ。

 「TEんWAが選ばれたポイントは、高い操作性と柔軟なカスタマイズができること、セキュアな環境の三つ。金融機関だけに、セキュリティ要件は非常に厳しかったです」(石井氏)

 珍しい活用法もある。金融系のB社がTEんWAを導入した狙いは社内での婚活支援だったと石井氏は話す。

 「B社におけるTEんWAユーザーは、社内の独身者のみです。社内結婚が増えればアットホームな雰囲気が生まれますし、社員と会社との結び付きが強まるため、優秀な人材の離職も避けられます。そこで、独身者向けのコミュニケーション環境をつくり、各ユーザーが趣味のグループなどを立ち上げられるようにしたのです」

発言した時間帯や発言回数などから、個々人のコミュニケーションの傾向を把握することができる。経営者やマネジャーは、部下の傾向を確認した上でアドバイスを考えることができる。ユーザーが自己のコミュニケーションを振り返り、気付きを得るための材料にもなるだろう。
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 さらには、コミュニケーションの改善を売り上げ向上につなげようという動きもある。IT系の人材派遣業C社では、TEんWA導入後、顧客先に常駐するエンジニアと営業部門との会話が活発になった。日常的に顧客と接するエンジニアからは、新規プロジェクトなどの案件情報が営業部門にスムーズに流れるようになったという。

 前述したように、通常のチャット利用だけでなく、ユニークな使い方までも網羅できるのはTEんWAの特長の一つ。中村氏はこう説明する。

 「当社社員の約7割が技術者です。高い技術力があるから、ベースとなるTEんWAの基本機能も一定水準以上を保つことができ、きめ細かなカスタマイズにも対応可能です。また厳しいセキュリティ基準を満たすこともできます」

 技術力の高さは、ビジネスチャットへのディープラーニング活用という先駆的な取り組みにも表れている。各ユーザーの発言内容を傾向分析すれば、例えば、マネジャーは部下などに対して適切なアドバイスや日頃気付けない違和感にも気付けるようになるだろう。TEんWAそのものの進化も、今後さらに加速しそうだ。

問い合わせ先
株式会社テンダ
https://www.tento.camp/tenwa/