2013年に1000万人だった外国人観光客は2017年には3000万人に迫る勢いだが、同時に宿泊施設のひっ迫も問題となっている。企業では出張する社員から「出張先の宿泊予約が取りにくい」「宿泊費が高騰し予算内に収まりにくい」などの声が上がっており、総務や経理も、出張申請書や出張経費精算の煩雑さに変わりがないのが実情だ。

 全国主要都市に57店舗を展開する屋内型トランクルームの最大手企業のキュラーズは、出張の宿泊予約をアウトソースしていたが、社員からは「回答に時間がかかる」「営業時間内にしか対応してもらえない」など不満の声が上がっていた。

  そこで楽天トラベルが提供する法人向け出張予約・管理サービス「Racco」(ラッコ)を導入したところ、宿泊予約のみならず、航空券やレンタカーの予約もできるようになったため社員からの評判は上々で、総務、経理担当者もネットで出張情報を一元管理できるようになったため、業務の効率化が図れたという。

 アウトソースしていた業務が「Racco」の導入後にどのような効率化が図れたのか? キュラーズ人事総務部のディレクターとマネジャーに導入の経緯と導入後のフロー、そして「働き方改革」にも一役買っているという内幕について詳しく聞いた。

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