また、平常時とストレス時の行動スタイルを可視化できるのも特長の一つである。このことは、LIFOをより汎用性の高いものにしている。

 これまで当社はLIFOを研修やコンサルティングで活用するだけでなく、顧客内のトレーナーをライセンシーとして認定し、ツールを提供してきた。大きな組織になると、当社のコンサルタントが全員に対応するのは難しいからだ。そして、今後はライセンスの提供範囲やライセンス取得後のサポートをさらに拡充させる。

 LIFO専門コンサルタントと豊富な研修用アプリケーション(テキストやワークシート、シチュエーション別診断など)により、当社はライセンシーを強力にバックアップする。手軽に資料を購入できるLIFO専門サイトも開設した。他のコンサルティング会社社員が当社からライセンシー認定を受けることもできる。たとえば、生産領域に強みを持つコンサルタントがLIFOを併用すれば、品質・業務改善効果をいっそう高めることができる。QC活動とコミュニケーション改善は、掛け算の効果を発揮するだろう。あるいは、M&A後の統合フェーズや組織改変などの際、人間関係についての課題解決を行ううえでも有効だろう。

 ライセンシーの裾野を広げるオープン化により、LIFOはより多くの企業に浸透するだろう。こうした活動を強化することで、当社は日本企業の競争力向上に貢献したいと願っている。