また、リーダーの資質を学ぶワークショップも受講。一人ひとりが自分のリーダーシップスタイルを意識し、チームマネジメントやコミュニケーションの重要性も理解。こうした数々の貴重なインプットを経て、ファイナリストたちは自分たちがめざす『日本復興プラン』を策定した。
さらにその後の夏休み期間には、プラン検証のため、被災地等でフィールドワークも実施。現地のニーズリサーチやプロトタイプの制作なども積極的に行なった。
彼らがめざす日本復興の姿とは?
そして10月。プロジェクトの集大成ともいえる発表審査会が開催された。全10チームに分かれたファイナリストたちは、教育、都市開発、エネルギー、コミュニティ、スポーツといった多様なテーマで『日本復興プラン』を発表。チームの中には、被災地で希望を発信すべく、ギネス記録に挑戦するチームもあり、審査会場と現地をネット回線でつなぎ、動画による生中継も行なわれた。





審査委員は、ビジョン、アイデア、実現可能性、リーダーシップ、チームマネジメントなど、様々な角度から審査を実施。その結果、大賞二チーム、特別賞一チームが選ばれ、プラン実現に向けたシードマネーが贈られた。

入賞チームに限らず、すべてのチームに共通していたのは、一人ひとりの「日本復興」にかける強い想い。フットワーク良く被災地等の現場に赴き、立場や利害を超えて社会課題に挑戦しようとする姿には、学ぶべきことも多い。いまは荒削りながらも、彼らの底知れぬパワーが新たな日本を創ってくれることだろう。この若き未来のリーダーたちをこれからも応援したい。
■主催:アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc./ダイヤモンド社