AIのディープラーニングを応用した製品開発を行うサインポスト。店舗をレジレス化する「スーパーワンダーレジ」を開発し、先日JR大宮駅でテストマーケティングを実施し注目を集めた。東証マザーズに上場を果たした同社の蒲原寧社長に事業戦略を聞いた。
サインポスト 蒲原 寧(かんばら やすし) 代表取締役社長
昨年11月下旬、JR大宮駅の西口イベントスペースに、近未来的なポップアップストアが登場した。サインポストの無人決済システムを組み込んだ「スーパーワンダーレジ」である。
利用法はシンプルだ。買い物客は入店して欲しい商品を棚から取り出すと、サインポストが独自に開発した人工知能(AI)「SPAI」が商品を認識すると共に、買い物客の動きも認識し、ひも付けの上決済ゲート到着前に精算を完了する。買い物客は会計結果を画面で確認してから、電子マネーなどで決済して出口ゲートから退店する。
今回のポップアットストアは、2017年4月からJR東日本が進めていたオープンイノベーション型のビジネス創造活動「JR東日本スタートアッププログラム」に採択され、同社との協業によるテストマーケティングとして1週間実施されたものだ。