消費者も「おいしい」と評価
追求したのは”上品な麦のうまみ”

 実際、キリンが市場投入前に「新・一番搾り」の味を消費者に試してもらったところ、97%の人が「麦のうまみがさらに増し、おいしさが倍増した」「食事に合う飲みごたえのあるビール」などと好意的に評価した(「新・一番搾り おいしさ実感キャンペーン」 2017年8月25日~2018年1月24日10時時点集計結果。サンプル数は74,895件)。

前年比約113%で「新・一番搾り」が絶好調!その理由をビアジャーナリスト・藤原ヒロユキが解説「『新・一番搾り』を飲んだ感想は、「おいしい!」「飲んでみたい!」「おっ!変わった!」「うーん…」の4つのうち、どれ?」という問いへの回答(「新・一番搾り おいしさ実感キャンペーン」 2017年8月25日~2018年1月24日10時時点集計結果。サンプル数は74,895件)
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 キリンが目指したのは繊細な味覚を満足させる”一番おいしいビール”の実現。そのため「新・一番搾り」では、”上品な麦のうまみ”を追求したという。これまでの「一番搾り」とは明らかに味の違いがあるようだが、具体的に何がどう進化したのだろうか?

 まずは「一番搾り」ならではの“麦本来のうまみ”をアップさせるため、全ての醸造工程を改めて見直したという。また、渋みや雑味を低減するために「低温麦汁ろ過技術」を採用。さらに1000回に及ぶ試験醸造を重ねることで、仕込み工程を最適化し、リニューアル前より酸味を穏やかにし、甘い香りを抑制している。これにより、今まで以上に雑味がなく、”上品な麦のうまみ”を味わえるビールを実現したのだ。

前年比約113%で「新・一番搾り」が絶好調!その理由をビアジャーナリスト・藤原ヒロユキが解説「日本のビールの王道は、バランスのよさにある」と、ビアジャーナリストの藤原ヒロユキさんは語る

料理と相性がいい「新・一番搾り」
その理由は、バランスのとれた味わい

 藤原さんによると、ビールは酒の中では比較的アルコール度数が低く、苦味、酸味、甘み、と味わいがバラエティに富んでいるので、料理に合わせやすいのだという。そして、この味わいのバランスが料理との調和を決めるカギなのだとか。

「バランスが抜群の『新・一番搾り』は、和・洋・中…と、どんな料理ともマッチしやすいと思います。特に食材そのものの味や出汁などの味を楽しむ、和食にはぴったり。繊細な味を損ねるどころか、麦芽のうまみとの相乗効果で、料理もビールもおいしく味わうことができるでしょう

 欧米では、食前酒やワインなどを除くと、食事は食事、お酒はお酒と分けて楽しむのが一般的。そのため、海外のビールには、それだけで満足できるように、渋味や酸味を押し出しているものもある。しかしその場合、ビールと料理の両方をおいしく感じる組み合わせは限られることになる。

「日本の消費者は、料理とビールの相乗効果を無意識のうちに体感しているから、ビールにどんな料理とも合うバランス力を求める傾向にあるのです」 

“なんとなく”から“味重視”に
今、ビールはおいしさが大事

前年比約113%で「新・一番搾り」が絶好調!その理由をビアジャーナリスト・藤原ヒロユキが解説イラストレーターでもある藤原さんは、リニューアル後の缶について、「缶全体の色味がシルバーからゴールドに変わったことで、麦芽感が倍増した印象。味わう期待感をそそりますね」とコメント

 また、乾杯の一杯や食中酒としても人気のビールだが、今ではなんとなく銘柄を選ぶよりも、好みに合うものを飲む人が多くなっている、と藤原さんは話す。

「昔に比べてビール類の選択肢が増えたこともありますが、日常的な存在であるからこそ、せっかくならおいしいビールを飲みたい、という気持ちがどんどん強まっているように思います。おいしさにとことんこだわった『新・一番搾り』が売れているのは、当然だと言えるかもしれません」

 「新・一番搾り」のフルリニューアルを「料理とともにビールを楽しむときの”おいしさ”をさらに一歩追求する取り組み」とも、藤原さんは評価する。

「消費者は味を理屈ではなく、感覚で捉えるもの。料理がますますおいしく感じられるから、『新・一番搾り』を選び取っている。まさに、繊細な味覚を満足させてくれるビールだと言えそうですね」

※タイトルの「前年比約113%」は、缶容器の販売量。

前年比約113%で「新・一番搾り」が絶好調!その理由をビアジャーナリスト・藤原ヒロユキが解説