フィンテックの“先駆者”が生んだ
AIで為替の動きを予測するツール

プロディーラーの的中率を上回る
「AI外貨予測アラート」

　さらに、AIが5営業日以内の外貨上昇の確率が高いと予測した場合に、スマホのプッシュ通知で知らせる「AI外貨予測アラート」の機能も備え、高い成果を上げている。

 「プロディーラーでも為替の変動を予測することは難しい。AI外貨予測アラートはリリース以来13件の通知が出ていますが、そのうち10件で予測通りの結果となり的中率は76.9%。アラート通知時の外貨取引量は4～5倍となり、多くの方から評価を頂いています」と榊原氏。

　つまり、通知を受け取ったタイミングで、スマホでサッと外貨を取引すれば、後は上昇を待つだけで為替差益を狙えるチャンスがあるということだ。

 「また、取引だけでなく、突発的なニュースが発生した際に、円安、円高どちらに向かうのか、為替感を養う上でも活用していただきたい」と榊原氏。為替の世界へ一歩踏み出すサポートツールとして、ビジネスシーンでも活用度は高い。

　現在、ディープラーニング（深層学習）という高度なAI技術を利用して、1カ月単位で最安値日の予測を目指すAIを開発中で、3月には外貨預金の新しいサービスとして「AI外貨自動積立」をリリースする予定だ。　

　今後、IoTやAI、ロボット技術などの推進により社会的変革を生み出す時代を前に、金融業界もさらなる激動の時代を迎えることが予想される。そのなかでも、フィンテックの先駆者として走り続ける同行が目指す姿として、「世界にまだない未来のバンキングスタイルの創造に取り組み、新たなカスタマーエクスペリエンス（顧客体験）を提供し続けます」と榊原氏は力強く語る。

　同行のAI外貨予測の進化に加え、次なる挑戦にもぜひ注目したい。

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株式会社じぶん銀行
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