下町の工場を襲った「身代金事件」の恐怖――マンガで学ぶ、情報セキュリティ

 東京の下町にあるA製作所は小さな町工場ながら、ロケット事業など、国家プロジェクトに関わる部品を製造し、急成長を遂げてきた。大型案件の納品を控え、その経営者である一之瀬社長は意欲に燃えていた矢先、納品資料が身代金要求型不正プログラム「ランサムウェア」の餌食になっていることが発覚!

「20万円を支払えば、復旧する」という脅しに屈して、身代金を支払うものの、期限を過ぎてもデータが戻らない。慌てて情報セキュリティのプロを呼んだ一之瀬社長。果たして無事、復旧したのか? そもそもどんな対策をとっておけばこのような目に合わずにすんだのか…。

 この物語は、下記から無料ダウンロードできるマンガに描かれているフィクションだ。だが実際にいつ起きてもおかしくない教訓でもある。下記の資料ではこのほか、2つのマンガを収録しており、第2話では個人情報の管理、第3話では社内ネットワークの出入り口を防御する方法について説明をする。情報セキュリティのプロがそれぞれの問題が発生した現場で、基礎知識から解決策まで語る形式で、個人情報保護法の基本についても解説している。

 現実的な対策方法を知りたい担当者や経営者、情報セキュリティを初歩から学びたいビジネスパーソンにとって、読んで有益な資料である。