課題の多い時代にこそ
マーケティングは力を発揮する

 最新「コミュニケーション」手法のご紹介からはじまり、「ブランディング」における原点回帰の必要性、さらに「デジタル」、「ソーシャルメディア」といったトピックスについて解説してきた全4回のマーケティング集中講義でしたが、いかがだったでしょうか。これらの内容を本講座全体のテーマである「マーケティングの変わったこと・変わらないこと」という観点から整理してみましょう。

 並べてみると「変わったこと」の方が多く感じますが、これはマーケティングにおける変化であると同時に、社会全体の変化であるともいえます。こうした「変わったこと」はこれからますます増えていくことでしょう。日本国内では高齢化や円高をはじめとする数多くの課題が山積みですし、ライフスタイルや価値観はバラバラになり、社会システムや企業構造は根本的・構造的な見直しを迫られています。

 つい悩ましい課題ばかり挙げてしまいましたが、私たちはこれからこうした課題に実際に立ち向かっていくことになります。そんなとき、どんなものにも活用できる汎用性の高いソリューションとして考えられたマーケティングは力を発揮するはずだと私は考えます。

 特にこれからはヒトの時代、社会中心の時代です。時代の変化に適応しつつも、人間や精神、価値観といった本質論を中核としたマーケティングが広く活用されることで、こうした課題を解決するための糸口がきっと見つかると信じています。みなさんもこの連載でお伝えしたマーケティングを各々のフィールドでの課題解決にぜひ活用してみてください。そして、一緒によりよい社会、幸せな未来をつくっていきましょう。

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