老後のリスクに対応できる
「生前の“自分の”受け取り」がポイント

新商品「ずっと安心信託」は、従来バラバラに設定されていた商品がひとつにまとめられ、手間や手続きが軽減されたのが大きな特徴。 さらに、「退職金」の運用プランをセットした商品もある(詳細はこちら)。
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 つまり、「これからの自分」とともに「相続時の家族」や「相続後の家族」に関する資金面の不安まで払拭してくれるのである。これまで三菱UFJ信託銀行は相続発生以降の家族のことにスポットを当てた商品を相次いでリリースしてきたが、さらに新商品では「生前の自分の受け取り」まで可能とした。

 実際、年齢を重ねるに従って、当然ながら病気やケガのリスクは高まってくる。床に伏して外出がままならなくなれば、お金を引き出すこともできなくなると不安がる高齢者は少なくない。また、相続手続きが完了するまでは家族であっても預金を引き出すことができないことから、葬儀の費用や当面の生活費の確保に関しても懸念が生じがちだ。

 さらに、自分が先立ってしまった後の家族の生活のことを気にかけるのは一家の主として当然の感情であろう。こうしたニーズを1つの商品ですべてカバーすべく設計されたのが「ずっと安心信託」なのである。

 もう少し詳しく説明すると、これは5年ものの金銭信託を活用した商品で、信託金額は500万円以上3000万円以下(1円単位)で、信託期間は5年以上30年以内となっている。(3)については、定時定額払いと一時払い(一括受け取り)のいずれかを選択可能。相続時の一時金受け取りは申込者の推定相続人の中から1名を指定し、相続後の生活資金受け取りについては推定相続人の中から複数名を指定できる。

柔軟な資産管理の設計が可能
「資産管理料」無料も魅力

 一方、この商品は(1)~(3)の安心機能をフル装備することはもちろん、(1)と(2)、(1)と(3)、(2)と(3)といった組み合わせでも利用可能。個々のニーズに応じて、柔軟な設計変更が可能となっているわけだ。

 このように、「ずっと安心信託」なら生前から相続後まで、自分自身や家族の手を一切煩わせることなく、まさに大船に乗った感覚で「資産管理」をすべて任せられる。しかも、管理費用は無料で、運用収益にかかる運用報酬以外はまったくノーコストで安心が手に入れられることも魅力の1つだと言える。

  ちなみに2010年11月1日~2012年10月末まで退職した(またはする予定の)人を対象に、この「ずっと安心信託」に退職金運用をセットすることができる退職金専用プランも用意されている。“セカンドライフ”の資産を計画的に管理・運用するきっかけとして、検討してみるのもいいのではないだろうか。

 【ずっと安心信託の手数料等について】
●運用報酬:3月・9月の各25日および信託財産交付日の前日に、金銭信託5年ものの運用収益から予定配当額(予定配当率と信託金の元本により計算される額)等を差し引いた金額となります。
●信託設定時その他契約期間中の手数料はかかりません(無料)。