クロス・ウェーブ梅田のクロスルーム(写真左)は最大96人収容可能で、天づりプロジェクターをはじめAV機器の設備も充実。同じく最大180人利用可能のレストラン(写真右上)は、研修における貴重な交流の場を演出する。また、ホテルの快適さの中に研修施設としての機能性も備えた客室は利用者から好評だ(写真右下。クロス・ウェーブ船橋)。
拡大画像表示

 そして、緊張感を持って臨む研修と快適な休息、この「緊張と緩和」の融合を図るのが、三つ目のCである「交流(Communication)」だ。クロス・ウェーブは、研修における貴重な交流の場である食事にも強いこだわりを見せる。「食事は、研修室ではなく、専用のレストランで取ってもらうことで、『緊張から緩和』への切り替えを促します」(上野氏)。例えば昼食では、長期にわたる宿泊研修でも飽きがこないよう、4~6日サイクルで日替わりメニューを用意。夕食には懐石風御膳など工夫を凝らしたメニューを提供する。このこだわりが、自然な会話を生み出し、交流を促す環境をつくっている。

 また、談話室という夕食や懇親会後のリラックスした語らいの場もあり、「普段会えない同僚や先輩・後輩が親交を深める場として喜ばれており、これも日常から離れた中で行う研修効果の一つです」(上野氏)。

コーディネーターが
最適な研修をサポート

 最後の「+1」のC、「最適化(Coordination)」を実現するのは、研修運営のノウハウを持ったカンファレンスコーディネーターの存在だ。各企業に専任のコーディネーターが付き、問い合わせ対応から研修内容に応じた施設利用の提案、予約・見積もり、当日の準備、精算まで、業歴15年以上のノウハウを基に、研修全体を細やかにバックアップする。クロス・ウェーブ船橋のカンファレンスコーディネーター、富永千恵氏は説明する。

クロス・ウェーブ船橋
カンファレンスコーディネーター
富永千恵

「研修の規模や内容、宿泊の有無など、お客さまのご希望の条件に合わせた利用方法をご提案しています。研修室のレイアウトや機器設置などの設営は原則前日までに済ませていますので、当日は研修だけに集中していただけます。また、お客さまの情報は各社ごとのカルテで管理していますので、例えば次回以降、ご担当者さまが異動等で代わっても、『前回と同じで』の一言でスムーズに研修を実施することもできます」

 コーディネーターの質の高いサービスに対しては、「一度利用すると、次回は何も言わなくても必要な備品が準備されていたり、こちらが忘れているようなことまで先回りして手配してくれていて、非常に助かる」、といった反響も寄せられており、リピート率の高さにつながっている。

 さらに研修担当者自身をサポートするメニューも用意されている。「クロス・ウェーブをご利用のお客さまをお招きして、当社主催の人材育成に関するセミナーを定期的に開催しております」と上野氏。

 今後も、研修のためだけの場所ではなく、【人材育成を通じて企業成長をサポートするパートナー】として、新しいサービスの提供と付加価値の向上を追求していくというから心強い。