新会社の基盤づくりを
成功させ社内改革に挑む

そうした環境変化の中、ペティオは2016年10月、ヤマヒサペットケア事業部から事業分割・独立した。
「当初はステークホルダーの皆さまから信頼され、社員が安心して働ける会社に育てることを目標とした中期経営計画を立てました。全てのサプライチェーンがうまく機能した結果、“何も起こらない(不測の事態が生じない)”まま事業を新会社へ移行させることができ、しっかりとした基盤づくりができたと感じています」
山田社長は専業メーカーとなった今、これまで以上に意思決定のスピードを速め、時代の先を読んだ事業の選択と集中を行い、事業展開を加速させることが必要と考えている。
そして社員に対しては今期、「0.2、3歩イノベーション」というスローガンを示した。
「一歩踏み出すことはなかなかしんどいことです。半歩ではありきたり。そこで『いのちの産業』『幸せ産業』に携わっているという原点を大切にしながら、日々の仕事をちょっと変えてみようという提案を0.2、3歩に込めました。社内では、コミュニケーション能力を高めて情報の共有化を図っていこうと思います」

