• ミリアド・ジェネティックスの新たな検査  うつ病患者の多くには第一選択薬が効かない。この治療抵抗性の一部は遺伝子によるものであるが、その遺伝子に対する検査の有効性が精神医学会とウォール街における激しい論争の的となっている。この論争の中心にあるのが遺伝子診断大手のミリアド・ジェネティックス(MYGN)である。  同社は1990年代にがんのリスクに対する遺伝子検査を開発したが、競争激化を受けて新たな検査に望みを託している。中でも重要なのが「ジーンサイト」である。