テクノロジーの進歩により、企業は多種多様なデータを収集し、保有するようになった。現在、多くの企業がデータをビジネスの現場で分析・利用し、事業の強化、仕事の効率化などに繋げようと取り組んでいる。
データ分析をするためには、分析の基となるデータの加工・処理といった「データ準備」が必要であるが、この準備作業には意外と、時間と工数がかかる。本来は分析結果を基にした戦略立案や、実務の見直しといった付加価値の高い業務に注力すべきだが、準備作業に時間を奪われ、肝心な「データを活かして何をするか」という工程にリソースを割けていない企業は多い。
3時間かかっていたデータ加工処理が5分で完了
キユーピーグループでは、仕事のムリ・ムダ・ムラをなくし、生産性向上を図るワークスタイル変革を推進するなかで、このデータ準備作業にかかっている負担が大きいことに着目した。
そこでデータ準備の段階で必要な名寄せや結合、分割、集計、整形などを行うプラットフォーム「Paxata(パクサタ)」を導入。データ準備作業の効率化に取り組んだ。
実際に『Paxata』を使い、経費分析データの加工を行ったところ、表計算ソフトで3時間かかっていた作業がわずか5分で完了、工数も97%削減できた。また、アンケート結果の集計も従来の60分から5分になるなど、データ加工にかかる時間と工数が大幅に短縮された。効果が確認できたことで、社内でもハンズオンセミナーなどを開催し導入を進め、多くの部門が『Paxata』のメリットを享受している。
データ処理に要する時間や労力を削減し、効率的に作業を行う環境を整えることが、データ活用推進の第一歩である。以下からダウンロードできる資料では、キユーピーグループ各社のシステム設計や開発を担うトウ・ソリューションズとキユーピーの担当者に、導入前の課題と導入後の現場の様子についてインタビュー。ビジネスの現場でのデータ活用を加速させたい推進したい企業にはぜひ参考にしていただきたい。