「会社の預金通帳の残高はほとんどありませんでした」
そう語るのは千葉ジェッツふなばしの島田慎二・代表取締役社長。天皇杯3連覇、いまやBリーグ(プロバスケットボールリーグ)ナンバー1※の観客動員数を誇る名門となった千葉ジェッツふなばしだが、8年前に倒産の危機に直面していたことはあまり知られていない。
バスケットボールとはまったく無縁の人生を送ってきた島田社長は、ひょんなことからプロバスケットボールチームの経営にかかわることに。そして倒産寸前のチームを日本一の観客動員数を誇る名門プロバスケットボールチームへと育て上げた。
島田社長はどのようにV字回復させ、業績を上げたのだろうか?
そのカギは再建中に導入した人事評価制度だと島田社長は語る。公平な人事評価制度が社員のやる気と会社の業績を上げる重要な役割を果たしたという。
新しい人事評価制度が組織と業績にもたらした影響力、そして企業の業績を伸ばす人事評価制度の在り方について、あらゆる業種の2000社以上に人事評価制度を導入した、あしたのチーム 髙橋恭介・代表取締役会長と島田社長が特別対談。新進気鋭の企業トップ2人が企業経営と人事評価制度について語った内容を公開する。
※Bリーグ 2016-17,2017-18シーズン