株価上昇のシナリオがあれば外国人投資家にも
個人投資家が飽和状態にあるかもしれないことを考えると、機関投資家、特に海外機関投資家の開拓が重要である。この4年間で外国人保有比率はもっとも高い時期からは3%弱下落している。これをもう少し引き上げたい。
今回の増資では、海外市場に関しては外資系証券会社3社を野村に加えて共同主幹事として起用しているが、その目的としてはまさに海外機関投資家の開拓にある。
ただ、欧州不安はまだ解決しておらず、海外機関投資家のリスク選考度合いは決して高いタイミングではない。どの程度海外機関投資家に新株を買ってもらえるか、そして持分を維持してもらえるか、今後の株価にとって非常に重要である。
海外投資家は今後の成長を見据えた明確なエクイティストーリー(株価上昇のシナリオ)を聞きたがる。その意味では、しつこいようだが、スカイマークの買収のような明確なシナジーが見える案件がほしい。
著者は頻繁に札幌羽田間を往復しているが、もっぱらチケット代の安いAir Doかスカイマークを利用している。この2社間では料金はあまり変わらないが、著者はAir Doを利用することが圧倒的に多い。
その理由はチェックインや手荷物預けのプラットフォームがANAと供用されていることである。わざわざ空港の隅にあるAir Doのカウンターに行かずともチェックインができる。また欠航便が出た場合もANAに振り替えてくれることがある。
スカイマークがLCCと伍していくには、このような大手との連携によるシナジーの追及が有効であろうし、ANAにしてもJALが完全復活してくる前に国内市場を完全に掌握したい。



