国内トップシェア 世界でも第4位
新田ゼラチンはゼラチン製造では世界第4位のメーカー。日本国内はもちろんのことアジアの販売ではトップである。
生産能力における世界シェアは現在5%程度と推測されるが、他の大手では基礎素材(ゼラチン・ペプチド)の製造に特化しているのに対して、同社では原料調達から基礎素材づくり、最終加工製品の販売まで一貫して手掛けている点が大きく異なる。

生産拠点は国内だけに留まらず、米国、カナダ、インド、中国に展開している。中国での提携や米国での設備増強を進めており、グローバル展開に注力している。
世界大手2社である仏・ルスロ(Rousselot)と独・ジェリタ(Gelita)のゼラチンの売上規模は400~500億円と推定されるが、同社では16年3月期に売上400億円をターゲットにしている(12年3月期時点の売上高は278億円)。
主要製品と主な用途は以下のとおり。
●ゼラチン:食品60%、カプセル30%。コンビニエンスストアの惣菜用途(ゼラチン状が電子レンジで温めることで液体化する)が伸張している。
●ペプチド:骨・関節・皮膚への効果が認められることによって栄養補助食品やサプリメントが堅調に拡大している。
●ケーシング:ソーセージの皮やスナック類に用いられる。従来は天然羊腸が用いられてきたが、アジアをはじめとした需要の需要増に対応できずに代替需要として中国を中心に高い伸びが続いている。
●フォーミュラソリューション:ゼラチンのみでなく増粘多糖類などを加えてより機能を持たせたものである。具体的な製品としては、ゲル化剤(液体をゲル状にして固める)、品質安定剤などがある。




