オリスの流儀を貫く、新作！

幾何学的でモダンなオープンダイヤル
機械式時計の未来を担う新作が誕生

　建築物や創業地ヴァルデンブルク渓谷の自然から着想を得た、幾何学的でモダンなオープンダイヤルの意匠は、既存のビッグクラウン・コレクションのイメージを一新する。ダイヤル上部の大半を埋め尽くすのは、長尺のゼンマイを収めた香箱。それ自体もスケルトナイズされ、巻き上げ・巻き戻りの様子をあらわに。機械式ならではのメカニズムを、デザインに取り込む手法が実に巧みだ。

　随所にファセットカットを施したケースは、立体感豊かで力強い。ベゼルの刻みはビッグクラウンのドレスコードだが、斜めにカットすることでジェットエンジンのタービンのような印象が創出された。これらムーブメントや外装への斬新なアプローチこそ、自分流を貫くオリスらしさ。機械式時計の未来を担う新作が、誕生した。（写真＝奥山栄一）

上／ブルーに発光する蓄光塗料を用い、暗所ではよりモダンな印象となる。
中／飛行機のシートベルトから着想を得た新開発のバックルは、開け閉めしやすい。
下／ムーブメントの裏蓋側も、スケルトナイズ。