機械式の腕時計はビジネスパーソンにとって、時を知る道具であると同時に、あなたの遊び心や美意識をアピールできる「大人のファッションアイテム」。この秋はフレデリック・コンスタントの機械式、特にブランド初のスケルトンモデルにぜひ注目したい。

スイスの自社ファクトリーで
ムーブメントの生産も行うマニュファクチュール

クラシック カレ オートマチック スケルトン
「大人の遊び心」をアピールできる角型ケースの腕時計。しかも文字盤をスケルトン化。時を刻む、彫刻作品のような自動巻きムーブメントの構造や動きをケースの裏側だけでなく表側からも楽しめる。他社のスケルトンモデルでは、ほぼあり得ない魅力的な価格も実現。ステンレススティール(右)、ローズゴールドプレート・ステンレススティール(左)、ケース縦33.3×横30.4mm、3気圧防水、自動巻き、カーフレザーストラップ。23万9800円(右)、27万2800円(左、共に税込み)

 高機能なスマートウオッチが普及する中、機械式腕時計の魅力が、大人を中心に再認識されている。

 機械式の魅力は、クオーツ式にはない秒針のゆったりとした動きと、時を刻むかすかな音。そして、その中に秘められた壮大な物語。

 腕に着けているだけで自動的にゼンマイが巻かれ、正確に時を刻む。今の機械式腕時計の基本構造が確立されたのは約100年前のこと。だがそのルーツはさらに400年以上も昔にさかのぼる。

 その心臓部である機械式ムーブメントは、100を超える微小な部品で構成され完璧に連携しながら時を刻む。その動きを眺めていると心が和むと語る人は多い。

 フレデリック・コンスタントは、この機械式腕時計に魅せられた1組の夫婦、ピーター・スタースと妻のアレッタ・スタースが1988年に時計王国・スイスで創設した時計ブランド。

 「機械式時計というすてきな物語を、一人でも多くの人に楽しんでほしい」という熱い思いから「機械式腕時計=ごく一部の限られた富裕層のためのラグジュアリーなアイテム」という常識に挑戦。

 現在はジュネーブ郊外に建設した、ムーブメントの一貫生産まで行う本社ファクトリーで、アクセシブルラグジュアリーをブランドコンセプトとした時計製造を突き詰めている。上質だが多くの人にも手が届く良心的な価格の機械式腕時計を世に送り出し、世界中の人々から圧倒的な支持を得ている。