顧客や取引先、従業員とのコミュニケーションを活発化できるSNS企業公式アカウントの運用は、今後も増加していくことは間違いない。しかしSNSにはメリットだけではなく、利用方法を誤ると重大な事件に発展するリスクも潜んでいる。バイトテロや経営者のパワハラ投稿など、SNSによる炎上リスクを排除するため、企業はどのような方針で、またどのような運用体制で臨むべきか。

 現在、企業が公式アカウントを開設している主なWebメディアには下記のようなものがあり、最近では、InstagramやLINEを活用する企業も急増している。

名称 主な活用 特徴
Facebook 新卒採用情報、企業の広報等 実名による交流
twitter 商品・サービスの告知、キャンペーン情報告知等 リアルタイム交流
YouTube マーケティングの一環としての商品・サービスの動画の公開 動画発信
ブログ 商品・サービスの告知、キャンペーン情報告知等 一方発信
Instagram マーケティングの一環として画像の公開、キャンペーン情報告知等 写真系
LINE 商品・サービスの告知、キャンペーン情報告知等 交流系


 企業の公式アカウントによる情報発信は、企業の公式見解もしくはそれに準ずるものと見なされるため、 誤った情報発信をしないよう企業の公式アカウントの運用担当者にはWebメディアや公式アカウントの運用に関する高いスキルが求められる。企業の公式アカウントに関する炎上事例も継続的に発生しており、炎上の発生防止に向けての公式アカウントの運用管理が重要だ。

 公式アカウントが発端となる炎上を防止するためには、公式アカウント運用管理規定の制定等によって運用管理面を強化するとともに、広報部門など日常的に公式アカウントを使用する従業員に対しては、日頃からWebメディアを含めサイト運営に関する研修やトレーニングを継続的に行っていくことが大切となってくる。

 以下の資料で「SNSの公式アカウント運用管理7つのポイント」を解説しているので、参考にして欲しい。

(この資料のダウンロード期間は終了いたしました)