果たして、日本企業に勝算は?
グローバル市場でいかに戦うか

  2012年9月4日(火)14:00~15:00、「グローバル市場の動向と今後の展望」をテーマに、ブルームバーグ産業アナリストを招いて、ダイヤモンド・オンラインWEBセミナーが開催された。

 今後の日本経済の行方は、日本企業がグローバル市場でいかに生き残っていくかが大きな鍵となるだろう。WEBセミナーでは、将来に向けた展望を開くために、日本のグローバル化の代表的な産業である自動車産業と、最近世界市場を視野にいれたM&Aが積極的に展開されている飲料を含む食品産業の2つの業界にスポットをあてた。

 まず、先進国から新興国へと注力市場がますますシフトしていく自動車産業については、Hanchang Lee氏の詳細な分析により、果たして日本の自動車メーカーに勝算はあるのかを考察。一方、食品産業では、Thomas Jastrzab氏がさまざまなデータをもとに、世界の巨大食品コングロマリットとどのように対峙していくべきかについて考察された。

 世界的規模でさまざまなグローバル化が進む二大業界。2人のブルームバーグ産業アナリストによる分析は、多角的なデータ分析をもとにした具体的かつ実践的な示唆に富んでおり、今後日本企業がどのようにグローバル化を進めていくべきかについて大きなヒントとなることであろう。

 2人の講演後は、ダイヤモンド・オンライン原英次郎編集長によるQ&Aも実施。さらに、WEBならではの受講者とのインタラクティブなアンケートや意見交換なども行なわれ、WEBセミナーは大盛況に終わった。

 動画セミナーでは、当日のWEBセミナーの様子が、実際の参加者と同じように体験できる。これからのグローバル化の行方を考える上で、ぜひ彼らの分析を見ていただきたい。