意思決定のプロセスを可視化して組織知にする

 NMPの強みは、PMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)やプロジェクトサポート、業務効率化やドキュメントサポートを、一気通貫で実施できる点にある。中でも、高度な技術理解力を有するドキュメント制作には実績があり、また業務プロセスの全体を俯瞰できるため、潜在化する問題点にも気付きやすい。

 今開発現場で起こっている問題に、過去のプロジェクトのノウハウが、次の世代に引き継がれていかないことがあるという。例えば、過去の優秀なプロマネが、プロジェクトの分岐点における意思決定で、なぜAやCを排除してBという選択をしたのか? その選択の結果だけが残っていて、意思決定のプロセスはほとんど見える化されていないという。

「優秀なプロマネが、どのような状況やデータを見て正しい判断をしたのか。それを可視化、課題分析していくことで、暗黙知が形式知や組織知になり、次世代のプロマネに引き継がれるナレッジになっていきます。今後は、そうしたナレッジの蓄積を含め、業務の自動化やAI(人工知能)活用も視野に入れながら、さらなるサービスの高度化を目指していきたい」と語る荒木部長。将来的には、日本のものづくりの現場における真の働き方改革を実現する“トータルコンサルティングサービス”を展開しようと決意している。

●問い合わせ先
NECマネジメントパートナー株式会社
開発サポートサービス事業部
〒211-8601
神奈川県川崎市中原区下沼部1753
https://www.necmp.co.jp/pjs.html