コア業務への集中で成長を目指す企業を、BPOのワンストップサービスでサポート

働きやすい職場づくりで
サービス品質にも好影響

　BPOには企業にスタッフが常駐するオンサイト型もあるが、CSアカウンティングはそれとは異なり、オフサイト型でサービスを提供している。同社社員が原則リモートで業務を行うというやり方である。

「オンサイト型はスタッフ個人の能力に依存するケースが多い。オフサイト型なら、上司が複数の部下を直接指導できるので品質が安定します。また、業務の知見や成功事例などの情報共有が容易なので、お客さまへの改善提案もしやすくなります」と中尾社長。加えて、社員の成長を促す効果もあるようだ。

顧客へのコンサルティングや社内の取り組みを通して蓄積した知見やノウハウは、書籍の形で社会に還元している

「当社の社員は通常、複数のお客さまを担当しています。さまざまな企業の業務に携わることで専門性をさらに磨くことができる。成功事例を共有する場、勉強会なども行って社員の成長を後押ししています」

　また、社員がやりがいを持って働ける環境づくりにも積極的に取り組んできた。その結果というべきか、管理職全体に占める女性の割合が3割に達しているという。

「役員の半数は女性です。また、産休から復帰して管理職になった女性もいます」と中尾社長。働きやすい職場づくりは社員のやる気を高め、サービス品質にも好影響を与えている。

「当社は小規模な企業から大企業まで、幅広いお客さまにサービスを提供し、日本企業の成長を支えています。微力ではありますが、サービスを磨き続けることで、社会に対する貢献度を一層高めていきたい」と中尾社長は語る。今後も品質とスピードを追求しつつ、同社は企業の多様なニーズに向き合っていく考えだ。