財務経理業務の現場では、紙やExcelを使った伝票起票などの手作業やベテランの経験に依存したオペレーションが数多く残っており、現場の伝票起票者や経理担当者の重い負担となっている。またコロナ禍によって、リモート下で決算業務を遂行できる環境の整備も求められている。多くの事業部、グループ企業を持つ旭化成が、決算業務の標準化・品質向上、リモート化をどう実現してきたのか、その取り組みを紹介する。

 旭化成では、2023年4月を目標に基幹システムのSAP S4/HANAへの移行に向けて、自社独自のシステムを廃止し、制度会計業務プロセスの見直しおよびシステムの変更を行っている。だが、取り組みが本格化していた矢先に、新型コロナウイルスの感染が拡大。これにより、旭化成および各グループ会社の経理担当者も在宅勤務に移行し、リモート下で決算業務を遂行できる環境整備が急務となった。

 そこで旭化成では、SAP S4/HANAへの移行に先行して、グループ共通の「決算業務プラットフォーム」を活用し、「リモート決算」「オペレーション効率化」「標準化・品質向上」「情報・プロセスの一元化」に取り組むことを決断した。本資料では、旭化成がどのような方法で改革を実行してきたのかを詳しく紹介する。同様の課題を感じている企業にとって、大きなヒントになるであろう。

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独自システムを廃止し、制度会計業務プロセスを改革
業務を標準化・自動化し、変化に即応できる経理へ

<主な内容>
・2023年4月を目指した制度会計業務改革
・コロナ禍で急務となったリモート決算対応
・最優先で活用を進めたタスク管理機能
・決算業務担当者から見たタスク管理機能の活用効果
・勘定照合機能を活用した業務効率化

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