オリス ウィングス・オブ・ホープ リミテッドエディション/航空慈善活動団体“ウィングス・オブ・ホープ”とのコラボモデル。大型リューズの伝統デザインをベースに、5日間巻きの自社製キャリバー401を搭載した。チェルボボランテ製の鹿革ストラップを装備。自動巻き。径40㎜。SSケース。5気圧防水。限定1000本。46万2000円。
シンプルデザインに秘めた
高品質&個性的スタイル
オリス「ウィングス・オブ・ホープ リミテッドエディション」は、米国の航空人道活動団体“ウィングス・オブ・ホープ”とコラボレーションした限定のニューモデル。同社の歴史的名作“ビッグクラウン”をベースとし、象徴的な大型リューズをケースサイドに備え、パイロットウォッチらしいクラシカルかつシンプルなデザインを取り入れた。
一方、内部にはオリスが自社開発した自動巻きキャリバー401を搭載。ツインバレルにより5日間ものロングパワーリザーブを発揮するのにくわえ、シリコン製ガンギ車やアンクルをはじめとする非磁性パーツを網羅したことで高い耐磁性能も兼ね備える。また本作は、通常3~4年のオーバーホール期間が10年とメンテナンス性が高いうえ、購入後にMyOrisに登録することで保証期間をなんと10年にまで延長可能。さらに、チェルボボランテ製のサステナブルな鹿革を使い、クイックチェンジシステムを採用したストラップも個性を添える。
直径40㎜のSSモデルのほか、直径38㎜のエレガントなイエローゴールドモデルもラインナップ。シンプルな外観にハイレベルな内部機構と多彩な個性を秘めた魅力あふれる1本だ。
”ココがすごい”その①
半世紀の歴史を誇る航空機を用いた人道活動のパイオニア
「ウィングス・オブ・ホープ」
“ウィングス・オブ・ホープ”は、アフリカなどの遠隔地に医療を提供するアメリカの航空人道活動団体。1963年に設立され、これまで50を超える国々で支援活動を行い、ノーベル平和賞にも2度ノミネートされている。
団体の活動の一例としては、タンザニアの航空医療サービスと協力して27のマサイ部族を2週間ごとに訪問し、ワクチン接種や乳児健康診断、薬など予防医療の提供などがある。
ウィングス・オブ・ホープ代表およびCEOのブレット・ハインリッヒ氏。非営利活動の仕事を続けながら大学の教員を務め、聖職者としても精力的に活動している。私生活では3人の子どもの父親。
団体では次世代のパイロットや人道活動家の育成も実施。昨年は、90名の学生がSTEM(サイエンス、テクノロジー、エンジニアリング、マスマティクス)プログラムにより、航空機を用いた人道支援活動を学んだ。写真はパイロットの腕に装着されたオリスの新作。
1950年代後半、当時深刻な干ばつに襲われていたケニアへの訪問から始まり、これまでアフリカや中南米など50以上の国で、年間6万5000人以上の人々を援助している。