最小限のコストで
中小企業のDXを支援
「一般的なシステム会社は、お客さまの言った通りの製品を作ろうとしますが、私たちはヒアリングを通して『こちらの方がいいのでは』と思えば積極的に提案を行います。発注されたお客さまが一番不安に思うのは、システム会社から「これでいいですね?」と念押しされること。お客さまに明確なイメージがあれば問題ないのですが、そういうお客さまばかりではないのが実情です。私たちはお客さまの業界について深く学びながら、お客さまと一体となり、伴走しながら製品を開発していきます。重視しているのは、クライアントが『誰を幸せにしたいのか』を考えながら開発をすること。そうすることで格段にUIやUX※などにこだわったユーザー目線で、開発を進めることができるのです。クライアントだけを見て仕事をするのではなく、クライアントが幸せにしたい人、実現したい世界に着目して開発を行う。お客さまと同じビジネスゴールを見て、マネタイズできるシステムやアプリの開発を提案しているのです」
創業者である河﨑雄太社長は、そう語る。
クライアントが持つ不満(上図)を解消しながら、クライアントにとって「不安のない」受託開発を行うのが同社の強みだ。社員の平均年齢は20代後半で、クライアントの要望に柔軟に対応する力を備えている。同社が得意とするターゲットは、自社にシステム部門を持たない中小企業である。
「経営者には、システムの変更などやりたいことがあるけれど、それを言語化できないケースが多いのです。イメージはあるものの、コストの問題もあり、誰に相談していいのかも分からない。そんなとき、私たちは徹底したヒアリングを行い、具体的な形で提案を行います。コストに関しては、例えば作る必要のない機能は他社プロダクトを利用し、クライアントの経費負担を最小限に抑える工数設計をしたりします。システムを作ることに主眼を置くのではなく、あくまでもクライアントが実現したい世界を最小限のコストで作る。そのような形で中小企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)支援を行っています」(河﨑社長)
クライアントは同社の受託開発の評判を聞き、他社から乗り換えてくるパターンも多いという。マッチングの精度の高さに定評がある「アットエンジニア」とともに、徹底して顧客に寄り添う独自の姿勢が、アイスタンダードの優位性を確立している。