誰一人取り残されないデジタル化を目指して

佐藤 デジタル庁が掲げるミッションは「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化を」です。これには私も共感しています。個人的な話ですが、今年88歳になる母が最近スマホを使い始め、病院に行くのにタクシーをスマホアプリで呼ぶといったことができるようになってきました。私自身の目標は、高齢者を含めた全ての人が、デジタルサービスを当たり前に安心して使える状況にすることです。

平井 それは素晴らしいですね。私の母も90歳でタブレット端末を使っています。私の友人でもある若宮正子さんは、80歳を過ぎてからiPhoneアプリを開発したことで有名ですが「デジタルはお年寄りに優しいもの」と言っていました。アプリなどはどんどん使いやすくなっていますから、高齢者の皆さんにこそ使ってほしいと思っています。

初代デジタル大臣・平井卓也氏が直言。日本の競争力復活のカギ、「誰一人取り残されないデジタル化」を実現するには

佐藤 国民の皆さまのITリテラシー向上にも尽力していきたいと思います。当社では自社サービスを使った社会貢献にも力を入れています。例えば新型コロナが発生してから現在まで、ワクチン提供を促進する予約サービスを政府機関、地方自治体、病院、薬局など300を超える組織へ提供してきました。

また2022年12月には、小規模な自治体、病院、学校に対して無償でゼロトラストセキュリティサービスの「Cloudflare One」を提供する新たなプロジェクト「Safekeeping」も始めました。これまで10件を超える組織から申し込みを頂いています。

平井 そのプロジェクトは素晴らしいと思います。ぜひ公的機関だけでなく日本のスタートアップにも適用してはいかがでしょうか。スタートアップ企業は財政的に厳しいことが多く、セキュリティ対策は後手に回りがちだからです。日本企業の成長力と競争力を回復するために、Cloudflareさんには今後とも幅広い貢献を期待したいと思います。

佐藤 ご期待に添えるよう一つ一つ実行していきたいと思います。本日はありがとうございました。

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