DXYZ株式会社取締役社長
木村晋太郎氏
慶應義塾大学法学部卒業。在学中にシリコンバレーの通信系ベンチャーに出資・インターンし、日本市場のマーケティングを支援。卒業後は三井物産に入社、DXサービスの立ち上げなどに携わる。DXYZ株式会社に参画、2021年4月に現職就任。
今、顔認証に注目が集まっている。顔をかざすだけでドアの開閉や入退場、施設へのチェックインや買い物の決済が可能。鍵や財布の持ち忘れや紛失、スマホの充電切れも気にしなくてもいい。早くも世界では多くの施設や交通機関で導入され、日本でも2021年の東京オリンピックにおいて、大会関係者が会場に入場する際の本人確認システムとして採用された。
しかし、日本は顔認証技術で世界のトップランナーでありながら、海外に比べて普及が遅れている。利用場所ごとに顔認証のアプリやシステムが違っているため、その都度、顔の登録をしなければならないことが普及の妨げになっているのだ。その課題を解決するのが、DXYZが提供する「FreeiD（フリード）」。
「FreeiD」は、各種顔認証エンジンと連携し、一度顔登録をすればさまざまなサービスが受けられる顔認証プラットフォームだ。個別のサービスと各種顔認証エンジンを「FreeiD」でつなぐことにより、自分の「顔」だけで、鍵や財布を持たずに手ぶらでさまざまな場所に行くことが可能になる。
